未だ部分的ではありますが、グアムミュージーアムがオープンしました。スリングストーンを象った美しいフォルム、グアムの新しい顔にふさわしい建造物は必見です。

とても大きな堂々とした佇まいです。アガニア大聖堂側からの外観がこちら。

正面入り口を入って受付の左側にギフトショップがあります。グアムミュージアムのオリジナルグッズ、グアムメイドの商品が沢山並んでいました。

ミュージーアム内のギフトシップ

このトートバックにもあるグアムミュージアムのロゴは、古代のチャモロ人が石を削り狩猟に用いたスリングストーンをモチーフにしたものです。

 

建物もよく見るとスリングストーンが型どられて綺麗な外観ですね。 グアムの島旗だってスリングストーンの形が組み込まれているのですよ。

スリングストーンにもいろいろな色合い、模様の石が使われています。グアムには多くの種類の石があるようです。

グフトショップ内には、グアムのアーティストの絵もたくさん飾られています。素朴なタッチで描かれる南の島は心を穏やかにしてくれる不思議な力があるようです。

ギフトショップ内にはカフェもありますので、アガニア散策の休憩スポットとしても使えそうです。

ミュージアムの中では、時系列でグアムの歴史が紹介されていました。太平洋にぽっかり浮かぶ小さな島グアムですが、世界中の大国に翻弄されてきたことがよくわかります。ただ、日本語の解説がなかったのが少し残念でした。

年代毎に細かくその時代のグアムのことが説明されています。グアムから見る世界、歴史の荒波の中で逞しく生きたグアムの人の軌跡を垣間見ることもできる展示です。

ミュージーアム内では、館内を係りの人が案内してくれて、質問すれば、なんでも丁寧に説明してくれます。安心

とっても興味深かったのがグアムの土器。スペイン統治になる前までは、グアム島の南部で取れた土を使ってマリアナズレッドウエアと呼ばれる土器を作り、暮らしに利用していたようです。赤土で強度に乏しくもろく壊れやすかったようですが雨水を貯めたり、飲料水を保管したり、料理にも多様されたようです。展示されている土器の破片には模様が描かれていました。素朴でシンプルな模様ですが、なんだか昔のチャモロの人々の生活が思い浮かぶようなシンボリックな絵柄でした。その絵柄はミュージーアム内の壁にも使われ、グアムミュージアムのシンボルとして建築物を彩っています。

グアムの土器に描かれている模様にはいくつかの種類があるようです。それぞれに意味を調べてみるのも面白そうです。

グアムミュージアムの内観。展示の種類も解説も完全ではありませんが、貴重な遺跡や資料が多くありました。

2階に上がると広々としたテラスがあり正面にアガニア大聖堂が見えました。

グランドオープンはまだ先になりそうですが、グアム島の歴史や文化を学ぶことができる貴重な施設の誕生です!

マメ知識:

グアムミュージアム(Guam Museum)

Open: Tuesday-Sunday 10:00AM~5:00PM

Close: Monday

入館料

Adults: $3.00
Students:$1.00
Group Tours (per person): $2.00
Kids (Under 6): FREE
Senior Citizens(over 55): FREE

Phone: (671)989-4455 / Fax: (671)989-5566

URL:www.guammuseum.org

193 Chalan Santo papa Juan Pablo Dos Hagatana,Guam 96010

 

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