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グアムの朝刊(2020.4.19):”You’re not alone”ルーズベルト乗組員故郷へ

2020年4月19日朝刊 THE POSTより抜粋、要約

4月18日(土曜日)、サイレンとオートバイエンジンの轟音がマリンコードライブに響き渡った。アメリカ国旗とグアム島旗を風になびかせ、60人以上のモータリストが米原子力空母セオドア・ルーズベルトの乗組員であったタッカー氏(41歳)の遺体をアンダーソン空軍基地へ輸送。その後、彼は故郷アーカンソー州へ向けて帰郷の途についた。

photo courtesy of The Guam Daily Post

タッカー氏は4月13日、新型コロナウィルス(COVID-19)によりグアム米国海軍病院で亡くなった。寄港中の米原子力空母セオドア・ルーズベルト乗組員で初めての死亡者で、現在650人以上の乗組員が新型コロナウィルスと戦っている

「私たちはあなたが一人ではない。あなたと共にいることを示すためにきました」とドロシー・ルケアラさん。 彼女の夫は退役軍人で、マリンコードライブの道路脇に立ち、車列が通り過ぎると敬礼した。

タッカー氏は空母セオドア・ルーズベルトがグアムに寄港してから3日後の3月30日、新型コロナウィルスの陽性反応が確認された。彼は空母を降り、米海軍基地内で隔離されていたが、4月9日の健康診断で反応がないことが判明、救急車でグアム米国海軍病院に移送され、集中治療室で治療が行われていた。

アメリカ海軍はグアム政府の公衆衛生局と緊密に協力して、すべての公衆衛生の問題に対処し、愛する人たちが待つ本土で葬儀を行うことができるよう手配をすすめてきた。


グアム島はアメリカ軍の太平洋戦略上重要な基地のひとつ。アメリカ軍に従事する地元住民も多く、経済活動だけでなく友好的な交流がグアム社会に根付いています。本来の任務でなく、空母という閉鎖的な空間で拡大した感染症で乗組員の命を失ったことは島民にとってもやるせない気持ちを抱える人が多くいることでしょう。同時に肉体的にも優れた40代の兵士ということで、新型コロナウィルスの恐ろしさをあたらめて思い知らされることにもなりました。

今は自由奔放なアイランダーもグアム政府の指示を守り、ルールを遵守し暮らしています。沿道でタッカー氏の車列を見送れなかった島民もそれぞれの心の中で彼の冥福を祈っているに違いありません。

グアムは新型コロナウィルスゼロを目指して完全終息に向けて戦っています。1日も早く再び日本の皆さんに安らぎのヴァカンスを提供できるよう、今できることを淡々とすすめている感じです。どうぞ皆さんも日本国内の収束に努力してくださいね。”You’re not alone”、ソーシャルディスタンスが叫ばれる事態ですが、心の距離は変わりません、いや、思いやる気持ちは縮まっているように思います。グアムにはたくさんのあなたの友達が待ってます。遠くない未来、心を癒し、豊かな時間をグアムでともに過ごしましょうね。

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