実用化実験(パイロットテスト)初日、
52人がテストを受け、陽性ゼロ

2020年4月26日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

土曜日の朝、グアムの公衆衛生局、警備隊、消防局、警察局など複数の機関がデデド地区のジムに集まり、新型コロナウィルス(COVID-19)の実用化実験(パイロットテスト)を開始した。このテストはグアム島が外出制限を緩和するために必要となる大切なステップとなる。

 

木曜日と金曜日の両日、デデト地区を公衆衛生社会福祉省の従業員が訪れ、軽度の症状を感じている人という緩やかなテスト基準でパイロットテスト参加希望者へパスを配布した。

 

合計52人がテストを受け、10人がウォークイン、42人がドライブスルーで参加。土曜日の夜の時点で47のサンプルの結果が判明、陽性ケースは確認されず。つまり、グアムで確認された陽性症例は依然141例に留まっている。

 

グアム知事はフェイスブックで声明を発表:
「今日実施されたパイロットテスト検査の運用状況に満足しています。より多くのリソースを確保して、このテストを島中の他の場所に拡大していきます。ただし誰もが参加できるわけではありません。パスがない場合は、待機場所で問診を受け、何らかの軽傷の症状がある場合のみ検査をうけることができます。」

 

今回の検査結果はグアムの活動を再開し、グアム経済を復活させる計画決定を左右します。現在、病院の収容能力と感染者数の減少、回復率と感染率も許容範囲内にコントロールできています。来週には知事が復興計画と、行動制限解除へのステップ、制限事項などを発表する予定です。


外出制限も5週間を超えました。仕事へ復帰、日常の生活への道筋がグアム知事が来週示されるのを心待ちにしているところですが、いざ明日から仕事に行けるよ~、となってもしばしリハビリが必要なのではと思えるほど、生活が弛みきってしまっています。毎日、地元新聞に目を通し、日本語に要約すると決めたことが唯一、今日は何日、何曜日であるか認識させてくれています。

 

早く収束させて、依然のような平穏な日常へ戻りたい。だれもが今を乗り越えれば普通の暮らしに戻れると信じ、自粛や外出規制を受け入れ耐え忍んでいるところでしょう。ただ、2波や3波への警告も叫ばれ始め、これからの時代は常にウィルスと共存していく社会になると予測する人もいます。現在のような外出規制を波が訪れる度に数回繰り返されるであろうという人もいます。

 

知人からスペインは2020年のクリスマスまで、イタリアは2021年3月まで国境を閉鎖することを発表していると聞きました。大陸国家に比べると、日本やグアムは地政学的にコントロールが効きやすい優位性はあるでしょうが、日常を取り戻せる日々はまだまだ先になりそうです。

 

私自身Withコロナの日々は、Afterコロナの準備に当てようとたかをくくっていましたが、Withコロナが何年も続くとなれば、計画を練り直す必要がありそうです。

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