2020年5月3日朝刊 The GUAM Daily Post より抜粋、要約

 

グアムの企業や店舗の一部が閉店閉鎖を決断しはじめている。新型コロナウイルスのパンデミックによる制限が続く場合、今後数週間に渡ってさらにこの波は広がっていくであろう。

 

新鮮な野菜やくだもので作るスムージー、サラダ、ラップを提供するフルーツ(Froots)は、アガニアショッピングセンターの店舗を再オープンしない方向を固めた。「3月20日からアガナショッピングセンターが閉鎖し、フルーツの従業員は一時的に職を失いましたが、最低3週間の給与を従業員に提供することができました。従業員を助けるために全力を尽くしてきたところですが、残念ながら現時点ではアガナショッピングセンターを再開することはできません。」とマネージャーは言う。

 

フルーツはPaycheck Protection Program(PPP)に申請したが、このプログラムは短期間で資金が枯渇。追加の資金が議会で承認され、フルーツも第2ラウンドのPPPで資金が調達できアガナショッピングセンター以外の店舗を継続できるよう願っている。

 

先日トニーローマ (Tony Roma’s)もまた、アガナショッピングセンターの店舗の閉鎖を発表した。多くのレストランは持ち帰りなどで営業を継続しているが、行政による行動制限命令が解除するまで閉鎖しているレストランも少なくない。

 

グアムプレミアアウトレットのゼネラルマネージャーであるモンテメサ氏は、小売ビジネスが数週間後に再開できなければ、地元ベースのビジネス、ローカルが運営するフランチャイズビジネスの少なくとも30%が回復できず、閉鎖を余儀なくされるであろうと述べた。

 

グアム知事は、公衆衛生上の緊急事態を6月5日まで30日間延長した。しかし、パンデミック期間中の一般市民に対する規制の一部は5月9日までに解除される可能性がある。これにより小売業が再開が可能性があるもののレストラン内での食事を許可するかどうかはまだ検討中。

 

予想はしていたものの、遂に閉店のニュースが入り始めました。グアムの魅力を作ってきた地元の人たちの努力がひとつ、またひとつ消えようとしています。長い年月をかけて築いてきた常夏の島を彩る施設の数々。旅行者を惹きつけ、訪れる度に新しいグアムをアピールしてきた、地元の人たちの熱意の結晶が姿を消すのは残念で仕方がありません。

 

今後、飲食店だけにとどまらず、小売店、オプショナルツアー会社などにもこの流れが広がるとグアムの魅力がグアムの遊びのバリューやバリエーションが下がってしまうのではと懸念します。この流れを止めて、観光客のみなさんをコロナ対策仕様にバージョンアップして受け入れたい、そんな思いが募ります。

 

5月9日以降の行動制限の緩和が近日発表されそうな気配です。仕事に戻ったら、どこに問題があるのか、どうにか助けられないか、探ってみようと思います。テーマが決まればクラウドファンディングの立ち上げも考えています。支援のポイントをどこにおくか、サポーターのみなさんに魅力的なリターンは何なのか、グアムでがんばる仲間を集めて考えたいと思います。

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