2020年5月20日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

グアム経済開発庁(Guam Economic Development Authority/GEDA) は、新型ウイルス感染拡大によって影響を受けた地元企業を援助する「中小企業向けパンデミック・アシスタンス・グラント」を先着順で受け付ける。この助成金は返済の必要がなく申請額は最大30,000ドル。予算はアメリカ連邦CARES法の資金からグアムに割り当てられた2,000万ドルが利用され、年間総収入が1,500,000ドル以下の企業が対象となる。

 

対象企業の優先順位と申請額
アメリカ連邦政府の給与保護ローン(Federal payroll protection loans/PPP)または経済的災害ローン(Economic injury disaster loans/EIDL)を受けた中小企業も「中小企業向けパンデミック・アシスタンス・グラント」の対象となるが、PPPおよびEIDLなどアメリカ連邦補助金を受け取らなかった中小企業には優先的に1,000万ドルを助成する。

 

「中小企業向けパンデミック・アシスタンス・グラント」は企業規模により段階的に設定され、大企業は中小企業よりも多くの金額を受け取ることができる。年間総収入が250,000ドル以下の企業は最大5,000ドル、1,250,000ドルから1,500,000ドルの企業は、最大30,000ドルの助成金を申請できる。

申し込み方法および手続き
プログラムの趣旨に該当する中小企業はすべて申請できるが、助成金は2段階で授与される。フェーズ1はアメリカ連邦政府の援助を受けていない総収入が500,000ドル以下の企業。 フェーズ2は、アメリカ連邦政府支援ローンを受け取ったビジネスを含む、その他の適格企業が対象。助成金申請書はInvestguam.comからダウンロードでき、申請手順も記載されている。承認までは最長1週間、その後小切手が送付される。

 

利用方法と対象外業種
本助成プログラムを受け取った企業はその資金で事業中断中の家賃、公共料金、給与、ローンなどを支払うことができる。ただし、休眠状態の会社や非営利団体、不動産賃貸の家主などは対象外。また、ボーナスや従業員の退職金、保険の対象となる損害には使用できない。資金がどのように使用されたか、のちに監査の可能性があるため、領収書の保管を求めている。

 

昨夜息子がアメリカからグアムに戻ってきました。グアム国際空港で遠くからその姿を確認し、スクールバスに乗せられ指定隔離ホテルへ、14日間の長〜い密室生活が始まりました。早朝いきなり、wifi環境の不具合を訴えるLine。隔離されている人が一斉にインターネットにアクセスするためつながりづらい不安定な状態のようです。急いでwifiレンタルをしている友人に連絡するも、今回の事態を受けて契約を解除したとか…..。なんとか再契約手続きしてくれるということで、明日には差し入れできそうです。昨夜は一連の強制隔離手順を遠くから見守り、施設や手順の不具合をいくつも発見、この件はまた別のブログで。

 

今朝、ニューヨークタイムズを読んでいると、アメリカの大学の新年度のスタートについての記事が…..。通常8月が一年の始まりなのですが、今年は始業を10月に延期し、11月のサンクスギビング(感謝祭)の休みを無くする、予定通りのスケジュールでオンライン授業とするとしたところなどが紹介されていました。日本では9月入学・始業の是非が議論されていますが、アメリカではすでに正常時と同じようにキャンパスで授業を再開できないことを想定した決定が次々に発表されています。

 

グアムの公立学校でも8月の授業再開は、クラスを半分に分け早朝から昼過ぎ、午後から夕方にかけての入れ替え交代で行うことを前提に準備が進められています。

 

計画的で緻密さを得意とする日本人、ここは大局的に事態を見極め、子供達が不安になったり、意欲を失わないように、早く継続的な学びの計画と機会を提供してほしいと思います。

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