2020年8月5日 The GUAM Daily Post より抜粋、要約

 

不動産鑑定およびコンサルティングファームのCornerstone Valuation Inc.が月曜日に発表したデータによると、グアムの不動産取引数は前年同期の741件と比較して、今年上半期は30%減の522件。

 

2017年以来、H-2Bビザ制限強化による外国籍の建設労働者の不足と地元の労働者の多くが軍事増強プロジェクトに従事していることが依然として供給不足を招いている。過去25年間、グアムでは毎年平均290戸の新築家屋が建設されているが、今年は約136戸に止まる見込み。今年上半期の総売上高は1億8170万ドルで、前年同期と比較して16%減少。マンション部門は販売件数は52%減少し、取引数では47%減少している。

 

独立型住宅の販売量はマンション販売数を上回ったが、今年の上半期の独立型住宅の販売合計額は9,400万ドル、昨年の1億600万ドルから約13%減少。一方供給不足の影響もあり、住宅価格の平均値を昨年前半の$286,000から今年は$315,000となった。グアム島外の投資家がグアムへ渡航できない状況も販売件数の減少の一因であると言う。

 

リゾート投資家は機会を見計らっている
最近、台湾を本拠とする投資会社の子会社であるホンフイグアムLLCは、旧ロイヤルパームサイトの18,270平方メートルを1,920万ドル(1平方メートルあたり$1,052)で購入し、リゾートエリアの最後の土地の購入。今年の第1四半期には、同じ投資会社が隣接する海辺の土地を8,915平方メートルで約1,560万ドル(1平方メートルあたり$1,750)で購入している。グアムの不動産投資家は楽観的で、長期的に不動産価値を見ているという。

 

世界トップの裕福層26人が、世界人口の所得の下位層38億人の総資産と同額の富を保有していると言われています。富裕層にとってはコロナ禍は絶好の投資のチャンスと狙っているのでしょう。長期的に価値が上がる物件は買い時という判断もあるのでしょうね。一方、長期ローンを組んで一生に一度の買い物をする人にとっては雇用が不安定な今、買い控えて当然でしょう。

 

庶民感覚、主婦感覚からすると、生活費の確保だけでも大変な時期、ローンや借金返済まで背負ってしまうと毎月生活に追われ、中長期的に考えた働き方や暮らし方ができなくなるのではと感じます。社会の経済効果にはマイナスかもしれませんが、今はできるだけ毎月の金銭的負担は低く抑え、少しでもwithコロナ禍を生き抜き、afterコロナに成果が得られるような働き方や暮らし方を考える心の余裕を持ち続けたいものです。

 

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