2020年8月16日 The Guam Daily Post より抜粋、要約

 

金曜日のパンデミック指標 PCOR1再発令を受け、教師と学校スタッフは新年度に対面授業を選択した保護者への連絡に追われた。

 

新型コロナウィルス(COVID-19)新規感染者の最近の急上昇により、対面授業を少なくとも2週間延期する。新年度の授業は8月17日に始まるが、現在はオンライン家庭学習またはハードコピー資料による家庭学習となり、対面授業を選択している場合は、この2つのモデルからいずれかを選択必要がある。

 

PCOR1再発令以前に約2/3の生徒と保護者はすでに自宅学習を選択しており、グアム教育省はキャンパス内の学生の数をさらに制限するために時差スケジュールを設定していた。

 

連絡がつかない生徒達
最大の懸念は、夏休み期間に連絡がつかなかった家庭で、これらの家族はコミュニティや学校から切り離されるのではないかと懸念しているという。さらに家庭学習モデルに移行する際の障壁に直面する可能性があり、たとえばハードコピーを選択しても、車がないため取りに行く手段がないというケースも考えられる。

 

ハードコピー選択の家族については、概ね遅滞なく配布準備が予定されているが、各学校長から懸念材料がないか聞き取りを続けている。例年でも最初の数週間は、学業より新年度の環境になれることに費やされるため、本年も「新しい正常」に順応することに焦点が当てられている。

 

全家庭への連絡がとれていないため、8月17日に一部の生徒が学校に来る可能性もあるという。グアム教育省は生徒を識別して連絡先を更新し、家庭学習モデルに組み込むよう引き続き追跡している。

 

PCOR1下の課題
グアム島はPCOR1に戻っており、グアム教育省のスタッフが作業に追われているにもかかわらず、学校施設が一般市民に閉鎖されることになる。それは家族とのつながりをより困難にしている。

 

特別教育
グアム教育省によると特殊教育の生徒も在宅学習となるが、家族によっては通学を望んでいる。対面指導の遅れにどう対処するか検討しているが、在宅学習期間によって異なるため苦慮している。

 

「一部の特殊教育学生は対面のサポートを必要とするため、アメリカ本土の管轄部署も同じ懸念に直面しています。現在の環境で教育を提供する義務をどのように満たすかに最善を尽くさなければならないだろう」とグアム教育省フェルナンデス氏はいう。

 

カトリック学校
PCOR1を受け、すべての学校が閉鎖されるため、カトリック学校も完全リモート学習に移行します。

 

今朝零時1分からパンデミック指標 PCOR1再発令。3月以降学校へ通えず、そのまま長〜い夏休みに入り、ようやく迎えた新学期。子供達は友人と机を並べて学び、休憩時間におしゃべりしたり、放課後のクラブ活動をどんなに楽しみにしていたことでしょう。

 

このブログでも再三触れてきましたが、今回のパンデミックが就学時の子供達に与える影響は計り知れないほど深く影響を与えていると思います。学力低下や教育格差に止まらず、子供達が描いた未来への希望さえも不透明なものにしているのではないかと心配でなりません。

 

親御さんにとっても不安な日々でしょう。オンライン学習といっても、頻繁にスケジュールが変更されたり、そもそも授業時間が短く本当に学習になっているのか……、ヤキモキされているママも多いでしょう。小・中学生となればなおさら、我が子の幼い頃を思う返すとさっきまでゲームに興じていた子が、時間になって机に向かい、集中して勉強に取り組みレポート提出するとは…..到底思えません。

 

先日、アメリカの大学受験に必須だった「SAT」や「ACT」と呼ばれる全米共通テストの結果が入学選考の合否判断に使わなくするとう大学が出てきているようです。新型コロナウイルスの影響で米国では共通テストの実施が困難になっていることを受けての措置のようです。「SAT」や「ACT」のスコアに頼る合否選考の是非はともかく、スコアを上げるために努力してきた高校生にとっても試練の時を迎えているのでしょう。

 

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