2020年11月11日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約
COVID-19の大流行のために財政的に困窮しているバー、レストラン、小売店、ヘアサロンまたはネイルサロン、およびその他のパーソナルサービス(マッサージセラピーや動物のトリムなど)の中小企業は、まもなく2か月の商業家賃の救済を申請(レンタル救済助成金プログラム)することができる。火曜日、グアム経済開発局(GEDA)がプログラムの標準的な運用手順を承認、500万ドルの資金提供の正式なグアム知事の承認が保留中となっている。
GEDAのメラニー氏によると、支援額は2か月分の延滞レンタルまたは20,000ドルの少ない方が相当するという。グアム知事が資金提供を承認すると、GEDAは申請プロセスを開始できる。このプログラムにより約500の中小企業が救われる見込みがあるという。申請者は、少なくとも2か月間の家賃が滞っていることを証明できなければならない。
すでにGEDAから小規模ビジネスパンデミックアシスタンス助成金を受けている企業も、レンタル救済助成金プログラムに申し込むことができる。法律事務所や会計事務所など、自宅や遠隔地でビジネスを行うことができる中小企業は対象外。
資金は12月に期限切れ
10月の時点でまだ約5600万ドルのコロナウイルス直接救済資金が利用可能だが、グアム知事は12月末の期限切れまでに使用されるという。GEDA理事長は火曜日の特別理事会で、レンタル救済助成金プログラムは、賃貸料の支払いが遅れている商業地主や中小企業に救済を提供する方法であると述べた。たとえばバーは3月から、キャパシティー50%で営業が許可された数週間を除いて、閉鎖命令が続いている。レストランなども、限られた方法のみで運営を続けている。
対象となる中小企業が月額5,000ドルの商用賃貸料支払いの期限を過ぎている場合、2か月のレンタルに相当する10,000ドルの支援を受けて家賃を支払うことができる。賃貸料が12,000ドルの場合は上限が20,000ドルであるため、24,000ドルではなく20,000ドルの支援となる。承認された助成金申請のチェックはサインオフという方法で、お金が家賃を滞納している地主に行くことを保証する。
20の診療所に助けが必要
メンディオラ氏はGEDA理事会に他の2つのパンデミック救済助成プログラムに関する最新情報を提供した。これまでに、行動および精神医療クリニックなど20の医療施設が、医療システム安定化助成プログラムへの申請を提出した。このプログラムは、Tier1施設に最大50,000ドルを授与するもので、TakeCare / FHP、アメリカンメディカルセンター、セブンスデイアドベンティストグアムクリニックなどのティア2クリニックは該当しない。
中小企業の場合は1660万ドル
メンディオラ氏によると、火曜日の時点で、GEDAのグアム中小企業パンデミック支援助成プログラムの下で1660万ドルが処理され、2,313の中小企業に授与された。合計2,675件の申請があり、302件は不適格とみなされ、処理中の他のアプリケーションがまだあるという。
支払いが滞る前に融資を受けたり、個人資産を融通したりしてでも支払いを滞らないようにしたいと思いそうなものです。また、先行きの不透明さからすでに閉鎖を決めている会社がいくつもあります。今回のプログラムは慎重に堅実に経営をする会社にはメリットがなさそうな皮肉な内容ですね。無理に無理を重ねて支払ったのに、という会社には残念なニュースです。
昨日は905件のCOVID-19検査で181人が陽性、CARスコアはなんと23.5まで上がっています。この数日、建設会社や刑務所の大規模クラスターが相次いで発覚し、現在は1896人の陽性患者が隔離中。昨日のブログでグアムのCARスコア(COVID-19エリアリスク)は現在約9.8とお知らせしたところが、一夜にした23.5まで跳ね上がったのですね。COVID-19がコントロール下にあるとされる数値が2.5未満、グアム知事がクリスマスに向けて目標としているのが5.0で低リスクエリアの基準でもあるようです。もはやCARスコアは私たちの生活圏外で上下しているようですね。
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