2020年11月23日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

感謝祭が近づくにつれ多くのグアム住民がパンデミック禍の旅行のリスクを考えている。中でも大学生は、いかにして安全にウィルスを持ち込まずグアムに帰国するかという課題に直面している。

 

25万人のコロナウイルス関連死が出ているアメリカの大学は、感謝祭の休暇のためにホームタウンに帰国し、オンラインで学期を終了することを許可している。

 

公衆衛生サイト 
陰性の検査結果は認められず、グアムに帰国する大学生は全員検疫の対象となる。グアム保健省のウェブサイトには、旅行前の要件が記載されている。空港に到着する際に乗客は用紙に記入し、検疫施設へ向かうシャトルバスに乗車する。そして到着日から14日間、自主的な検疫命令に従わなければならない。アメリカ軍の警備員が空港とホテルの間の移動をエスコート、6日間はデュシット・ビーチ・リゾート・グアムで検疫が行われている。

 

強制検疫中の入国者は医療上の緊急事態や承認された予定のために検疫場所を離れることができるという。家族は隔離されている人に面会することはできないが、ホテルに食べ物やアメニティを届けることができる。

 

6日目にはCOVID-19テストをオプションで受けることができる。結果が陰性である場合、自宅に移動して14日間の検疫を完了することになる。グアム政府は毎日、ランダムに電話で検疫中の様子を確認している。COVID-19テストで陽性反応が出た場合は、ベイビューホテルグアムまたはガーデンヴィラホテルに移動することになる。6日目のCOVID-19テストを受けず2週間ホテルの検疫所に留まることも可能。

 

安全対策
グアム島のCOVID-19感染拡大防止対策に従い、大学生に大規模なグループで集まることを避けるよう求め、フェイスマスクを着用し、手を洗い、ソーシャルディスタンスを6フィート以上取ることよう求めている。また、長時間のフライトや待ち合わせに備えて余分にマスクを持参するよう勧め、人ごみを避けること、検疫が終了しても予防措置を取り、できればさらに数日隔離することを推奨している。

 

気温が低い地域ではウイルスに感染する可能性が高くなっている。つまりホリデーシーズンはインフルエンザが流行する季節でもある。グアム保健省は間もなく、ホリデーシーズンに向けたグアム政府の命令を発表する予定だという。

 

家族の脅威
検疫はセーフティネットとしての役割を果たしているが、検疫を義務化した後であっても数件の陽性ケースを見逃すことがあり、グアムの陽性率は指数関数的に上昇している。多世代の世帯に住んでいる場合には、帰宅した若者が両親や祖父母にウイルスを持ち込む可能性もある。「一般的に若い人には重篤な症状はありません。咳や頭痛がある程度です。重要なのは基礎疾患を持つ高齢者を守ることです。次の休暇には大切な人を会うように願っています」とグアム保健省の担当者は述べた。

 


決して目をそらさないで。
日本の自殺増加数は
コロナ関連死の3倍強!

アメリカのコロナ関連死は250,000人を超え、日本では2,000人に迫っています。10月単月では192人だったようです。一方、自殺者の増加が懸念されていますが、そのデータを調べてみると10月だけで自殺した人は日本全国で合わせて2153人で、去年の同じ時期より614人(39.9%増)増えたということです。男女別では、男性が去年よりも21.3%増えて1302人、女性が82.6%増えて851人となっていて、特に女性の自殺者が大幅に増えているのが顕著です。10月のコロナ関連死と自殺増加数を単純に比較したら、自殺者が関連死の3倍強になります。とても見逃せない数値です。

 

いずれも大切な命、いずれも救いたい命です。コロナ禍で勤務が遠隔になったり営業制限されていたり、学校のオンライン授業が長かったこともあり、過労死やいじめは減っているのではと推測します。すると自殺者の増加の要因はコロナの影響としか思えない状況です。専門家による調査や分析が待たれ、いち早く対策を講じて欲しいと思います。

 

今日のニュースはサンクスギビング休暇に合わせグアムに戻ってくる大学生の話でしたが、アメリカでの感染者の急増と年末年始の休暇も控えているので、この際サンクスギビングに合わせて実家に戻ろうということなのです。8月に熟慮の末にキャンパスに戻った大学生ですが約3ヶ月でホームタウンに逆戻り。

 

落ち着いて勉強に打ち込めないだろうと思うのと同時に、保護者の負担はいかばかりかと心配してしまいます。予定外の渡航代金、契約済の寮などの空家賃など、コロナ禍での痛い出費がかさむことでしょう。ひと月後には再び1月からの新学期にアメリカに戻るかどうか….、それぞれにまた熟慮を迫られる時期になります。私も大学生の子供を抱えて、日々世界の感染状況を確認して悩んでいます。

 

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