2020年12月2日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約
グアムでは10月1日までに提出された休職給付金請求に対して980万ドルが支払われた後も、12月26日までの毎週の失業給付に使用できる連邦政府の資金が約6400万ドル用意されている。
アメリカ連邦政府の失業給付金は今月で期限切れとなり、給付金の支払いは39週間に達した時点で終了となる。最新の支払いは、今週末か来週初めまでに銀行や郵便で送金される。
グアム労働局によると、過去6ヶ月間にCOVID-19により仕事を失った労働者に支払われたPUAとFPUCの合計額は4億5,000万ドル近くになり、一連の支払いの後も、アメリカ労働省が利用可能としている約5億1,400万ドルのうち、グアム労働局が利用できる約6,400万ドルの残金がある。
しかし、グアム労働局長によると、支払いを受ける必要のあるPUAやFPUCの請求がなくなった場合、グアムは残りの割り当てられた資金9億2400万ドルの残りを使うことができるわけではないという。PUAの支払いは、今月までにクレームが提出されている限り、12月以降も処理される。
27,000件の個人請求
3月にグアム労働局は、COVID-19パンデミックにより約38,000人の労働者が職を失うと想定し9億2400万ドルの予算を要求した。11月の時点で請求は約2万7000件にとどまっているという。この中には解雇された人、外出禁止令を出された人、労働時間の短縮を受けた人、自営業者で影響を受けた人などが含まれている。
約1,700社の雇用主が約32,000人の従業員を対する離職通知を発行したが、すべての従業員が実際にPUAとFPUCの請求を行ったわけではない。また、問題のあるクレームがいくつか残っており、現在も対処し続けている。
失業者は今週すでにLWA(賃金支援プログラム)を受け取り始めている。LWAは、パンデミックの影響を受けた労働者に週300ドルの追加援助をするトランプ大統領令であり、8月1日から9月5日までの期間に週100ドル以上のPUAを受けている人は、追加の300ドルを受け取る資格がある。州や準州が負担する週100ドルを追加するかどうか不透明な部分が残っている。週100ドルの免除を求めるグアムの要求は保留中だが、連邦政府の承認を期待して、すでに受け取った4500万ドルから週300ドルの援助金の支払いを開始した。
議会がPUAプログラムを12月以降に延長するか、新たなパンデミック失業援助を打ち出さない限り、グアムの失業者の多くが援助を受けられなくなる。
5ヶ月間で労働者一人当たり25Kの援助
6月から11月までの間に、失業した労働者が受け取ることができた平均額は約25,000ドルだったという。パンデミックで職から離れた労働者の多くは、新しい仕事や短期の仕事を見つけたり、求職活動を続けている人もいる。
グアムはパンデミック失業支援の12月以降の延長か新しいプログラムを期待している。グアムは未だ最高レベルの行動制限が続いているが、企業によっては制限の下で営業を許可されている。観光業は停滞しつづけてはいるものの、来年の第一四半期に航空便が飛び始め、観光客が戻ってくる可能性に備えて準備をしている。
ホリデーシーズン本番に
試されるリーダーの資質
その日がジリジリと近づいています。未だ先が見えない状態ですが、失業給付金の給付期限だけが明確に迫っています。アメリカ大統領選の混乱もあるためか、連邦政府から給付延長などのニュースは聞こえてきません。年明けからの暮らしを考えると、クリスマスもお正月も迎えたくない気分になります。人々の不安な気持ちを増殖させないために、ますますリーダーの明確な発信が必要になってきます。治安の悪化や自殺の抑制には、頼り甲斐のあるリーダーの存在と発信力が何より人々に安心を届けることになるのでしょう。コロナ禍で迎えるクリスマスとお正月、世界各国のリーダーの発言や施策を注目して見守ろうと思います。
ランキンングにも一応参加し始めした。
北村直美
グァム情報、いつもありがとうございます！航空会社にグァム行きのチケットを探して貰ってますが、二週間隔離と言われました。来年も同様でしょうかね？
川端 真穂
コメントありがとうございます。こればかりはグアム政府が決めることなので、いつどのように変わるかはいまのところ不明です。ただ、新規感染者が減ってきているので、変更されることを心待ちにしているところです。何か発表があれば、すぐ朝刊ブログで取り上げますね。