2021年2月10日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム政府観光局(GVB)は4月に観光を開始する予定だが、航空会社の運休や各国の検疫要件が続いていることから、旅行者が戻ってくる可能性は低いとしている。

 

今月の時点で、ユナイテッド航空、フィリピン航空会社およびジンエアーが運航を継続しているが、他のすべての航空会社は3 月まで運休を発表、日本航空は4 月までの運休を決めている。各航空会社は毎月運休を延長してきており、概ね運休は一年に及び、4 月の再開を発表していない。

 

4月の観光業開始は長期間に及ぶであろう回復軌道のスタートであり、グアムへの旅の動機付けを増幅させる方法になるとGVB副局長は言う。また、グアムが手洗いやマスク着用、社会的距離などのプロトコルを遵守して旅する安全な旅先であるというかサインを市場に発信することを意味するとしている。航空会社や旅行代理店は、販売を再開するためには30-60日以上を要すると見られている。

 

グアムの主要市場である日本と韓国は、帰国者を含むすべての入国者に対して検疫要件を継続的に実施している。これにより、海外旅行が現実的に困難になっている。日本はさらに入国制限を強化し、日本居住者だけに再入国することを許可し、検疫制限を課している。

 

韓国では、帰国者を含むすべての入国者にCOVID-19陰性検査結果の提出を義務づけている。陰性証明書のない帰国居住者は14日間の検疫が義務付けられている。

 

GVBが観光市場として注目している台湾でも厳しい検疫条件を継続している。すべての帰国居住者に自宅検疫を義務づけ、同行しなかった同居家族がいる場合はホテルで検疫しなければならない。

 

グアムでも検疫手続きを行っている。今月の時点では、デュシタニリゾートとデュシタニビーチリゾートを検疫施設として使用。

 

グアムへのほぼすべての旅行者は、いずれかのホテルで少なくとも6日間、最大14日間の検疫を受けることになっている。さらに入国時に陰性証明書の提出も義務付け、ホテル検疫6日目に再度PCRテストをすることが可能。陰性の場合は、自宅や他の宿泊施設で検疫の残りの部分を完了することになる。4月までに検疫制限が緩和または撤廃されるかは不明である。検疫要件についての議論は進行中で、変更があり次第発表されるとしている。


観光業の再開を心待ちにしている私たちにとって、GVBの発言には注意を払って見守っています。ヘッドラインにGVBの文字を見つけたので、今日はこの記事でいこうと翻訳を進めたのですが、特に進展もなし、新しいアプローチや構想もなさそうです。そして次の記事に目をやると、検疫についての記事がありましたので、今日も2本合わせて紹介することにしました。


2021年2月10日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

COVID-19変異種は検疫をより重要に

グアム保健省の最高医療責任者は、COVID-19ウイルスの変異種の感染拡大が強制検疫をより重要なものにしていると述べた。月曜日の夜の公聴会で米国疾病対策予防センター(CDC)が10日間の検疫を推奨しているのに対し、グアムでは14日間の検疫を続けている理由について議員が質問した。

 

グアム保健省はCDCの指針は勧告ではなく、管轄区域で必要に応じて検疫手順を調整することができると述べた。また、変異種は感染が拡大しやすく、グアムで見つかれば重大な影響を及ぼす可能性があるため、14日の検疫を維持することは予防措置である、と言う。これまでのところ、変異種がグアムで広がっているとは考えられないが、ハワイでは発見されている。また政府の検疫施設で陽性が確認されたケースも増えていると言う。グアム保健省は検疫施設から収集した10のサンプルをCDCに送っている。

 

 

グアム保健省はまた、グアムで再びアウトブレイクが発生した場合、連邦緊急事態管理庁(FEMA)による看護師や医者を派遣する要請には応えられないとされていることも伝えられている。そのため、グアム政府の隔離が継続されることが重要だとしている。

 

検疫中の人には感度の高いPCR検査を、コミュニティテストには抗原検査が使われていることに対しては、抗原検査は大量検査に使用することには利点があると述べた。

 

グアム保健省は、検疫ガイドラインは知事次第であるが、早く変更するとグアムに悪い影響を与える可能性があると警告した。

 

グアム保健省は「非常に懸念されるのが、変異種がグアム島に来た場合、どれだけ早く拡散するかという事です。変異種が確認された場合、グアムの状況を変えるかもしれませんし、現在の緩和策の有効性にも影響を与えます。あまりにも早く緩和すると、致命的なことになりかねません」と述べた。


グアム政府は検疫緩和には
とても慎重になようですね。

グアム島内の感染拡大が収まり、ワクチン接種が進むグアム。行動規制や営業規制の緩和が進み、「次は検疫がいつ緩和されるか….」、誰もが内心期待を寄せているところですが、どうもまだ先になりそうですね。そもそも渡航にまつわる規制は各国の事情や状況もあり流動的で予測不可能なもの。条件の設定がないタイムラインがどれだけの信憑性があるんだろう。昨年の6月下旬、多くのBBQを買いに出かけた際、定員さんから「7月になったらツーリスト戻ってくるんでしょ」と何の疑いもなく質問されたことを思い出します。

 

 

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