2021年2月14日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

小さな島に暮らすグアムの住民は文化も思想も多様化しているが、日々の生活は豊かな自然と深いつながりがある。グアム政府は恵まれた天然資源を現在と将来の世代のために保護・保全するために活動している。グアム統計計画局のグアム沿岸管理プログラム(GCMP)は、重要な天然資源である海辺で発生している課題に対処するための海岸保護区計画を策定している。

 

海岸保護区
海岸保護区は1974年グアム領海海岸保護法に基づいて設定された。グアム政府の管轄下にあるすべての島々を含み、グアム立法府は、海浜保護区を「グアムのすべての人々に属する貴重な自然資源で現在および将来の住民にとって保護、保全すべき保護区」とした。当時の議員は海浜保護区の普遍的な価値を貴重なものと判断したが、保護し保全するための対応が求められている。

 

2020年11月30日にはGSRP会議が招集された。その後グアム大学、UOGエクステンション、グアム観光局と協力して、漁業データや沿岸構造調査などの生態学的・生物学的データを収集、保護区の現状を理解し、どのような情報が不足しているか、あるいは不足している可能性があるかを判断する材料とした。そして現在、概要の草案を作成しており、計画を前進させるためには地域社会からの意見や支援が必要であるとしている。

 

あなたができること
将来の世代のためにその存在を維持するためには、地域社会として一緒に役割を果たすことが不可欠であるため、地元の協議会やコミュニティメンバーの意見を求めている。海岸線の土地を所有している方、または海岸近くの水没地をお持ちの方、 漁師やマリンツアーのオペレーター/ガイドをされている方などの意見を待っているという。意見や感想は、海岸保護区プロジェクトリーダーのchelsey.willetts@bsp.guam.govまで。


自然環境の保護保全のために
できることを教えて欲しい。

コロナ禍で増加したのがローカルの海人口。ダイビングやSUPなどを始めた人、ビーチで過ごす人が急激に増えた印象です。旅行者がいなくなったグアムの海はローカルで賑わっています。親しい友人もコロナ禍でスキンダイブをはじめ、すっかりハマっています。よく海中の写真や動画を見せてもらいますが、そこには美しい海の営みがあります。この美しい海が多くの旅行者を魅了してきました。現在も十分に美しいと思えるのですが、長年グアムの海を知る人によると、やはり珊瑚の白化などの変化がある様です。

 

少し前のことになりますが、大雨の後にアガニア湾の海域が茶色に染まる光景を見たことがあります。陸地の開発が進み、水路が変わり赤土が海に流れ込んだのが原因だと聞きました。そう言えば、グアムでは川が干上がっているのを見ることがあり、山、川、海と自然が連鎖していることを目の当たりにしたことを思い出します。

 

とは言え、一人一人に何ができるのでしょう。陸地を開発するわけでもない一個人には珊瑚に触れないこととゴミを出さないことぐらいしか思いつきません。グアムの自然の変化や問題、美しい海を守るために私たちにできることをもっと広く知らせて欲しいですね。環境や自然の保護保全には、まず教育がまず必要なように思うのですが……。

 

 

 

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