2021年2月26日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム政府観光局(GVB)のペレス副局長は「観光事業の回復は公衆衛生の方針変更への対処の後にあり、現在の公衆衛生のプロトコルは直面する課題である。時間を再び動かすために、我々は医療界と協力して、よりバランスのとれた政策を考え出す必要がる」と述べた。

 

ハワイ、カリブ海、カナリア諸島などは、観光事業の再開を進めている。これらの地域では到着時にCOVID-19PCR テストの陰性証明があれば検疫が免除されている。ハワイでは10 月15 日から、到着の72 時間以内のPCR陰性テストを提示した旅行者に2週間の検疫を免除している。その後、ハワイでの旅行関連のCOVID-19症例の割合は4倍以上に増加。11月には13%が旅行関連の事例で、10月の3%から増加した。

 

グアムではすべての入国者が引き続き検疫の対象となっており、6日目にCOVID-19テストを受け、陰性であれば自宅で検疫を継続することができる。GVBは現在の公衆衛生ポリシーからリスクに応じた政策への変更を望んでいる。「医学的な健康だけでなく、健全な経済についても考慮する必要があり、健康と訪問者の懸念のバランスをとる必要がる。あまりにも一元的で偏りのある政策は避けるべきで、このような考えのもとでどのようなルールになるのかわからないが、検討を進めるべき」と述べた。

 

グアムは月曜日、より制限が少ないパンデミック指標PCOR(Pancamic Condition of Readiness)3に移行し、グアム政府は引き続き議論は進行中であるとして検疫の制限が更に緩むかもしれないことを示唆している。

 

一方、グアムの主要市場である日本と韓国からの旅行は4月の再開を目指している。不透明な状況が続いているが、4月1日の出発日から大手旅行会社のパッケージツアーの販売が開始されている。GVBの調査によると、日本在住者の17%がグアム旅行を検討しており、韓国在住者の27%が来年中に海外旅行をする意向があると回答している。

 

GVBがグアム議会に提出した産業復興報告書によると、日本ではCOVID-19の感染者数は減少しているものの、12月下旬に変異種の感染が羽田空港と関西空港の検疫で初めて確認、2月中旬時点で115人の変異種の感染者がいた。

 

現在、日本政府は米国を2番目に高いレベル3の渡航中止勧告を発令、日本入国時には14日間の検疫を義務付けている。日本航空は5月31日まで運休を決め、多くの航空会社もグアムへのフライトを休止している。今月の時点では、ユナイテッド航空、フィリピン航空、ジンエアーだけがグアムへの限定便を運航している。

 

日本政府は今月からワクチン接種を開始し、医療従事者等. ・高齢者. ・高齢者以外で基礎疾患を有する方. ・高齢者施設等を優先する。韓国政府は3 月中旬まで海外旅行に対して勧告を延長、旅行をキャンセルするよう呼びかけている。韓国政府も今月からワクチン接種を開始し、9月までに完了させる予定で、11 月までに集団免疫を獲得するであろうと推定している。

 

ペレス氏は「4月のオープン提案は、業界の回復への長い道のりのスタートであり、グアムへの関心を生み出すための方法」と述べている。GVBの予測によると、2023年までにパンデミック前の来島者数の60%以上をに回復するとしている。パンデミックの前の年間到着者数は100万人を超え、週225便が就航していた。2021年度のグアムへの訪問者数は約82,000人と推定して、これは1970年代の観光客数と同程度である。


出口戦略なしでレッツゴー!
いやいや、きっと水面下で
計画があるはず?

今日の記事は気になることが色々ありましたが……….、主要旅行会社のサイトを見ると確かに4月1日からパッケージツアーが販売されていました。ハワイが観光業を再開した時のハワイ政府の検疫変更や出発空港でのパートナーエアラインと連携したPCR体制、旅行者向けCOVID専用サイトの開設や入国者向け検疫サイトの開設などを思い出します……。水面下で様々な体制や調整が行われているといいなー。

 

日本人というのは比較的計画的に物事を進める国民性で、きっちりスケジュールに沿って着実に進んでいくことを美徳としているのだと思ってきましたが、日本のコロナ政策を見ていると結構行き当たりばったりなんだと思われることが度々。今もまだ非常事態宣言が解除されていないのに、突然GO TO再開が話題になるんですから驚きです。

 

一方意外だったのがイギリスのジョンソン首相。いつも髪がボサボサで大丈夫かなって思われる風体、想定外の決断なんかが突然発表されるのかと思いきや、ブレグジットも成し遂げ、結構事務的で慎重派なんですね。数日前には6月21日までの4段間の緩和スケジュールを発表しましたが、その内容は3月8日から何ができて、3月29日から何ができるといった風に、状況が許せばという前提はあるものの詳細です。国民の懸念に先手を打って、希望が持て頑張ろうという気持ちにさせている感じです。この一年のコロナ禍での行動制限についても、とても細かく規制を設けてきました。例えば、両親が離婚している場合の子供の行き来についてのルールまで書かれていて驚いたのを覚えています。

 

既成概念や固定概念にとらわれてはダメですね。ワクチン接種が進み、先行きの不透明さの振れ幅も小さくなってきました。旅行者のみなさんが安心してグアムを訪れることができ、私たちも晴れやかな気持ちでお迎えできるようなグアムの検疫プロトコルの出口戦略についての方向性、もうそろそろ知りたいですね。

 

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