2021年3月17日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム知事によると、グアムの成人人口の半分以上がワクチン接種を完了すれば、5月1日から14日間の入島検疫が緩和される可能性があるという。

グアムは現在、その目標達成に向けて半分程度、1日あたり1,557回程度のワクチン接種を行っており、今後数週間で接種回数が大幅に増加すると見込んでいる。

 

「Path to Half」と呼ばれるこの再開計画では、過去72時間の間に受けたCOVID-19検査の陰性証明があり、健康状態を追跡できる電話アプリをダウンロードし、必要に応じて政府がさらなる評価のために連絡することで14日間のホテル検疫を完全に省略することができるという。

 

グアム知事やグアム観光局の担当者によると、旅行検疫の要件が緩和されたからといって、グアムの観光産業が5月に再開されるわけではないとしている。グアムの主要マーケットでは、自国での検疫要件があり、旅行が制限されている。パシフィック・アイランド・クラブのジェネラル・マネージャー、ベン・ファーガソン氏は、「韓国には、グアムとの間に トラベル・バブルを構築するチャンスがある」と述べている。

 

この入島検疫緩和のための50%の接種目標は、7月21日までに対象となる成人の80%以上にワクチンを接種するという政府の目標とは別のものであると知事は述べている。旅行隔離を緩和するためには、グアム住民の約62,500人の成人が完全にワクチンを接種する必要がある。

 

グアム知事は、5月1日までに目標の接種が完了すれば、地域社会の安全確保に繋がるが、再開計画はワクチンが変異種に効果があるかにもよるとしている。変異種はより感染力が強く、より深刻な病気を引き起こす可能性があると懸念されている。

 

COVID-19の変異種がグアム島内に存在しているとしても、感染者数や入院者数は低い状態が続き、エリアリスクスコアは0.2。政府の医療チームは、「私は、すべての変異種がすでにグアムに存在していることを望んでいます。というのは、変異種に対してもグアムが低い感染者数を保てている良いことです」という。変異種検査のため、検体を2ヶ月前にCDCに送っているが、結果はまだ返ってきていないという。


交錯する検疫要件情報
渡航の落とし穴に注意!

渡航の一番の障害となっている検疫の強制隔離緩和は待ちに待ったニュースです。同じテーマを取り上げたTHE GUAM DAILY POST紙では、検疫要件が緩和されても陰性証明がない人は、今まで通りホテル検疫が継続すると追記されていました。入出国両方での検疫が一方でも緩和されるとなれば、渡航の負担が少しは軽減されるため、みんなでワクチン接種をしてその判断を待ちましょう、といった感じですね。

 

検疫要件はこうして各国で刻一刻と変化していますが、現状はどうなのでしょう。3日ほど前に日本からグアムに戻ってきて現在ホテル隔離中のGUAMLOVERSスタッフが入島のリポートをまとめてくれましたので、こちらからお読みください。ここでグアム入国に準備した「陰性証明提示はいつ?」っていうお話なのです。思い返せば1月中旬アメリカは国際線利用者に陰性証明を義務付けるという話がありました。(当時の記事はこちら)このニュースを受けて、私のまわりでは日本各地で受けられる検査機関に関する情報が飛び交っていました。なのに、提示を求められることはなかったとは…..。この件に関しては追跡調査しますので、またお知らせしますね。

 

各国の検疫規制に振り回されている海外在住邦人ですが、もろもろの手続き以外に気になるのが、航空券の値段が上がっていたり、予約が取りにくいという話。これはニューヨークとロンドン在住の友人から聞いたのですが、口を揃えて「フライトが減って、人数制限されてるからかな〜」って言っていました。シンガポールなど到着時の強制隔離が自己負担になる国も多く、中には50万円ほどになることもあるようなので、思わぬ出費を抑えるためにも渡航を考えている国の最新情報を常にゲットする必要がありそうです。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

 

この記事をSNSでシェア!