2021年4月5日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

この1年、コロナウィルスの大流行により、グアムの14億ドルの観光産業が停止した。グアム知事は先日、グアムの入国制限を緩和することで、5月までに観光業を再開する見込みであることを発表した。また、グアム知事は、グアム観光局(GVB)、保健相省、グアム国際空港公団、グアムホテル・レストラン協会からなる再開タスクフォースを設置した。

 

4月1日夜にはパラオ共和国のローマン・トメトゥクル国際空港に観光客の姿があった。 台湾からの観光客は、パンデミック中に世界で初めて観光バブルを起こし、チャイナエアラインのフライトで到着した。パラオ共和国は今週、台湾との間でトラベルバブルを開始、GVBのジェリー・ペレス副局長は、グアムが地域の感染防止ルールの制限を遵守しつつ、どのようにこの協定を適用できるか検討すると述べている。

 

サラ・ブラウニング中尉(53歳)は、8ヶ月前に到着した時には、タモンはゴーストタウンと化していた。「宿泊したホテルデュシットビーチリゾートグアムは空っぽの印象を受け、観光関連企業はシャットダウンされたまま。5月がターゲットになりこれらのホテルが再開されるとは思えないと付け加え、誰もが安心して過ごせるようになるのは、おそらく今年の秋だと思う」と語った。

 

エリック・ベナベンテさん(38歳)は、「タモンの街を歩いていると、多くの企業がシャッターを下ろし、多くの人が生活の糧を失っているのを目にします。しかし、島が安全を約束すれば、再び活気が戻るでしょう」という。

 

アンナ・トーブスさん(52歳)は、「予防接種が行き渡り、夏には観光客がやってくると思う。グアムの観光が再開されるのは5月が理想的。そのためには訪れる観光客も含めすべての人が予防接種を受ける必要があり、グアムはその準備ができていません」と言う。また、「私たちは、観光客がグアム経済を活性化してくれるのを楽しみにしています。グアムの人々にとってもいいことです」と付け加えた。


想像力を働かせ、
様々な可能性を考えて準備を!

グアムの人々はそれぞれに観光業の回復を願っているのですね。この一年間グアムでは、長期の行動制限と検疫規制で感染の波は2波までに収まっています。そして今はワクチン接種件数の増加を見守りつつ、グアム知事が5月1日の隔離免除の検疫緩和を宣言することを心待ちにしています。

 

ただ、グアムと日本の事情はある意味似ているところがあるように思います。詰まる所、医療体制のキャパが少ないのです。現在、日本の入国にはPCR陰性証明が義務付けられています。日本への帰国直前の検査で陽性となった場合はどうなるのでしょう。感染者が再び増えた際に医療体制をコロナ仕様に切り替えていくプランはできているのでしょうか?治療の必要な機材などは増やせているのだろうか?日本人の大半がワクチン接種を受けるのはまだまだ先になると思われ、ワクチン未接種の観光客を受け入れることに島民のコンセンサスは得られるのだろうか?いろいろなことに想像力を働かせ準備を整える時期に来ているようですね。

 

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