2021年4月23日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

日本総領事館は日本政府が提供している研究奨学金と学部生向け奨学金について発表した。研究生および学部生として日本の大学への留学を希望する有資格者は、文部科学省奨学金制度(2022年度)に応募することができる。

 

研究奨学金の応募資格は米国の市民権を持ち、グアムまたはCNMIに居住していること、および1987年4月2日以降に生まれた者で大学を卒業していること。日本との二重国籍を持つ米国市民は、選考時に日本国籍を放棄することを条件に応募できる。

 

2022年4月1日から7日の間に日本に入国でき、または受け入れ大学が定める学期開始日から2週間以内に大学へ到着できる人。学部時代に専攻していた分野、またはその関連分野で研究を行っていることが条件になる。入学を希望する日本の大学の教授に連絡を取り、入学許可書を得ることになる。

 

申請書は、https://www.studyinjapan.go.jp/en/smap_stopj-applications_research.htm、5月21日までに在アガナ日本国総領事館に届いていなければならない。

 

学部生用の奨学金の応募資格は、米国の市民権を持ち、グアムまたはCNMIに居住していること、1997年4月2日以降に生まれた方。日本で12年間の学校教育を修了した者、または高等学校に相当する学校を卒業した者。日本語を学び、日本語による大学教育を受ける意思があること。2022年4月1日から7日までの間に日本に到着することができることが条件となる。

 

5月21日の締め切りまでに日本総領事館に提出された申請書は一次審査を受け、一次審査を通過した候補者は、筆記試験を受けることになる。筆記試験に合格した候補者は、アガナ日本国総領事館で面接を受ける。申し込みはhttps://www.studyinjapan.go.jp/en/smap_stopj-applications_undergraduate.htmlまで。


グローバル化の実情は?
本当の意味でグローバル化のあるべき姿は?

 

以前からこのようなプログラムがあったように思うのですが、新しくできたものなのか、地域や人数を限定しているのか、応募詳細を調べてみようと思って上記のサイトにアクセスしてみたのですが、「接続はプライベートではありません」とか「この接続ではプライバシーが保護されません」とかドキッとするメッセージが出て、残念ながら詳細を調べることができませんでした。

 

政府機関のサイトに不具合とは…..ちょっと残念。コロナ関連アプリの不具合やデータ漏洩が懸念される通話アプリを行政機関が使うなど、ITに関する不備の数々が起こっていることから考えるとしかたないのでしょうか?明日もう一度アクセスしてみよう…….。
追記:2時現在、再度アクセスしたところ繋がってました。よかったです。

 

グローバル化を推し進めてきた文部科学省、今日本の大学の留学生の多さに疑問の声が上がることもあります。優秀な学生を日本の大学で受け入れる奨学金制度は素晴らしいと思いますが、少子化で定員割する大学経営を留学生に頼っていたり、そのような大学へ国の補助金が下りていることが問題視される主な理由です。一方、日本人の海外留学にも「トビタテ!留学JAPAN」とか奨学金支援制度がありますが、それはそれはハードルが高く、資格取得はなかなか困難です。ここで少しデータを調べてみました。(Education Careerさんから引用させていただきました。)

 

下の表は日本で学ぶ外国人留学生の数。年々増加し、30万人に達しています。ちなみに半数近くが中国人学生のようです。

 

こちらの表は日本人の海外留学者数。年々増えてはいますが、7万人には達していないようです。日本に受け入れている留学生が30万人なのに対し、日本から海外へ行く留学生は7万人なんですね。

 

 

こちらの表は海外で学ぶ日本人留学生の男女比。やっぱり女子が多いですね。女性の活躍をこれからも期待しています。

 

2つ目の表で日本人留学生の数は7万人程度と紹介しましたが、下の表は留学期間です。なんと6割近くが1ヶ月未満の短期なんですね。単位取得を目的とする1年以上となるとわずか1,000人程度のようです。少ないですね。外国人留学生の在留期間についての資料は探せませんでしたが、相当数が一年以上の長期と思われます。なんだかバランス悪いですね。本当の意味でのグローバル化を進めるには海外へ進学する日本人学生を増やす施策も必要なのではないでしょうか?

 

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