2021年5月4日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム知事が、最近のクラスターを鑑みて検疫プロトコルを変更せず、観光産業の再開を遅らせると発表した金曜日、グアム島のCOVID-19エリアリスクスコア(CARスコア)は0.7であった。月曜日の夜にはこのスコアが0.9に上昇。CARスコアは新規感染者数と入院者数に基づいて算出されている。現在入院しているのは7名で、そのうち2名は集中治療室に、1名は人工呼吸器を装着している。

 

グアム保健省と民間クリニックは、先週末に実施した903件のPCR検査のうち、新たに24件の陽性を確認し、1件はその可能性があるとしている。現在までに報告されたCOVID-19の陽性社は7,989件で、136人が死亡、95人が罹患中、7,758人が回復している。

 

地域住民を対象としたPCR検査は引き続き実施されている。ティーザンの会場では、本日(5月4日)の午前9時から正午まで、または200人分の検査キットの在庫がなくなるまで検査が実施される。検査を受けるために症状は必要ありません。渡航のためのPCR検査を行う住民は、グアム保健省北部地域コミュニティヘルスセンターに電話(635-7525/6)して予約を取ることができる。

 

COVID-19 ワクチン接種
COVID-19の予防接種は、今週も今日から土曜日まで、グアム大学のフィールド・ハウスで行われている。11 a.m.-5:30 p.m.までtinyurl.com/vaxguamで登録可能。また、本日午前9時から午後3時まで、モンモン・トトマイテ市長室とタロフォフォの体育館でファイザー社のワクチンを接種することができる。

 

 

2021年5月4日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

多くのアメリカ人と同様、ルーベン・スシュマンさんもCOVID-19ワクチンの接種を受ける資格がある。しかし、彼が住んでいるタイでは人口の1%しかワクチン接種が進んでおらず、いつ接種できるかはわからない。

 

あらゆる選択肢を検討した結果、彼は4月中旬にグアムへ飛び、COVID-19ワクチン接種、同時に休暇も取った。ビジネスマンである彼は、14日間の検疫期間中もホテルの部屋からリモートで仕事を続けることができ、無駄な時間はなかったという。

 

タイはワクチンの入手が困難で、ホスト国が提供するブランドのワクチンに頼らざるを得なかったという。タイとの時差が3時間しかないグアム。アメリカに戻るためには少なくとも16時間のフライトとなる。グアムに行き、ワクチンを接種したことに価値があったとスシュマンさんは言う。

 

タイやその他のアジア地域に住むアメリカ人の多くは、グアムが米軍の駐留地であることだけを知っていて、南国のバケーションを楽しむ場所のイメージが根付いていない。スシュマンさんはグアムの美しさにとても驚き、グアムは “ワクチンツーリズム “を追求すべきだと考えている。『アメリカの領土であるグアムの美しいビーチでワクチンを接種して、バカンスを楽しんでください』というような宣伝をすべきだという。

 

グアム政府観光局(GVB)が、日本、韓国、フィリピンなどのアジア太平洋諸国に住むアメリカ人駐在員を対象に、グアムを「予防接種の目的地」として売り出す可能性を検討しているという記事が掲載された後、スシュマンさんはグアム・デイリー・ポスト紙に連絡を取った。

 

「アジア地域に暮らす米国市民の多くは、グアムを知らないと思います。これはマインドセットの問題で、グアムは『米国に戻ってきてください』と宣伝する必要があります」とスシュマン氏は言う。

 

ホテルでの隔離が解除された日、彼はタモンの別のホテルにチェックインし、グアム大学フィールドハウスのCOVID-19予防接種クリニックでファイザー社のワクチンを接種した。「ワクチンを配布しているのは連邦政府であることは認識している。だから、アメリカのパスポートを持っていれば、どこの州や地域に行っても同じことなんです」と話す。

 

グアムはアメリカ国内で最もワクチン接種率の高い地域の一つです。グアムには、FDA(米国食品医薬品局)が承認しているCOVID-19ワクチン(2回接種のModernaとPfizer-BioNTech、1回接種のJohnson & Johnson Janssen)が潤沢にある。スシュマンさんは、2回目の接種を受けるまでダイビングやその他の観光客へのサポートがある、別のホテルに移る予定だ。

 

彼は自身のSNSでは、「何年も前にグアムに来るべきだった。アジア太平洋地域で、IHOP、Ruby Tuesday’s、Denny’sに1日で行ける場所は他にはないだろう。」と投稿し、グアムでの休暇や予防接種について、自分の経験や考えを共有している。

 

グアム知事は、グアムの観光再開を延期した金曜日の記者会見で、ワクチン・ツーリズムは議論されており、「真剣に検討する価値がある」ものだと述べた。さらに連邦政府のワープ・スピード作戦を指揮するグスタフ・F・ペルナ陸軍大将に電話をかけ、アジア地域に住むアメリカ人駐在員のために、グアムにCOVID-19の追加供給ができるかどうかを確認する予定だと述べた。「グアムの居住者や島民のため供給に影響を与えることを非常に懸念していますが、私たちが追加の供給を得ることができるのであれば、それは追求すべき素晴らしいアイデアだと思います」と言う。

 

グアムの主な観光市場では、ワクチン接種やCOVID-19の感染拡大に苦慮しているが、GVBは観光の活性化を引き続き目指している。


在外アメリカ人へ
グアムを知ってもらう機会に!

 

今日は2つの記事を取り上げました。アジア地域のアメリカ人へワクチン接種の機会を提供することは大賛成です。アメリカ本土に行くとグアムの存在を知る人は軍関係者ぐらいです。いまでも中国や韓国、日本の区別がつかないほど、アジア地域への興味は低く、知識は希薄です。

 

一方、グアムの日本と韓国一辺倒の観光産業も転換の必要に迫られています。自国民に対するワクチンツーリズム構想は早急に進めるべきだと思います。まずは多くのアメリカ人にグアムを認知してもらうことが、この地域の緊張関係を理解する糸口にもなるでしょう。さらには、将来の観光産業のマーケットの拡大にもつながるのではと期待します。

 

ただ、一つ気になるのはグアム政府の懸念がワクチン供給数だけにあること。この問題は供給数でなく、アメリカ連邦政府機関に直談判することが必要だと思うのです。在外アメリカ人のアジア地域の拠点としてグアムのそんざいをアメリカ連邦政府が自国民に知らせることが大切になるからです。連邦政府が動き出せば、当然その需要にあわせて供給量が調整される流れです。広告予算もマーケティング戦略もいらないアメリカ連邦の施策としてすすめるべきなのでな?グアム選出の代議士を務めるマイケル サン ニコラスさんの出番ですよ。

 

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