2021年5月12日朝刊 The GUAM Daily Post より抜粋、要約

 

サラさんは12歳から15歳の青少年が間もなくCOVID-19の予防接種を受けられることを知り、ワクチンの有効性にはまだ疑問があり、難しい決断に迫られていることを自覚した。

 

4児の母であるジョアンさんは、子供に対するワクチンの安全性について疑問が残っており、12歳の息子にワクチンを接種するかどうか、まだ決めかねている。「私が心配しているのは、学校でワクチンを接種することが義務づけられるのではないかということです。少なくともすぐにはそうならないことを願っています」と言う。

 

子供にワクチンを接種することをためらっているのは、グアムの他の親たちも同じ。連邦政府が承認したら、グアムでもすぐにでも子供にワクチンを接種すると決めている親もかなりいる。

 

月曜日、米国食品医薬品局(FDA)は、ファイザー社のCOVID-19ワクチンを12歳以上に緊急使用を許可した。FDAは声明の中で、「FDAがファイザー・バイオンテック社製COVID-19ワクチンの緊急使用許可を12歳から15歳の青年層にまで拡大したことは、COVID-19パンデミックとの戦いにおける重要な一歩である」と述べた。

 

しかし、若年層にワクチンを投与するためには、もう一つのステップが残っており、米国疾病予防管理センター(CDC)の諮問委員会がグアム時間の木曜日に開催され、この低年齢層へのワクチン使用を推奨するかどうかについて助言することになっている。

 

保護者へのアンケート調査

グアムでは子供へのコロナウイルスの予防接種について学校へのアンケート調査が始まっており、今週中には回答が届く予定。連邦政府機関からの承認次第では、早ければ来週にもグアムで12歳から15歳の子供たちへのワクチン接種が開始される可能性がある。

 

グアム保健省はグアム教育省と協力して、公立高校で16歳以上の生徒を対象にワクチン接種のためのクリニックを実施している。12歳から15歳の生徒がワクチンを接種する際には、親または保護者の同意が必要となる。

 

グアム知事は、7月21日までに10万人以上がワクチンを接種して集団免疫を達成するという目標を掲げているが、若い世代へのワクチン接種により、さらに効果が期待できると述べている。政府関係者は「歓迎すべきニュースです。より多くの人々がワクチンを接種し、重篤化リスクから守られることを期待しています」と述べている。

 

FDAのピーター・マークス所長は、「若年層へのワクチン投与が認められたことは、COVID-19パンデミックによる公衆衛生上の多大な負担を軽減するための重要なステップである」と述べている。

 

グアムでは成人人口の約60%、約71,000人が、モデルナ社とファイザー社の2回接種、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の1回接種のワクチンを使用して、すでに完全なワクチン接種を受けたとみられる。


空気に流されることなく
リスクとメリットを天秤にかけて。

 

やはりグアムのママたちの中にも若年層へのワクチン接種への不安があるのですね。今回のワクチンは世界で初めて実用化されたメッセンジャーRNAワクチンです。感染予防や重症化リスク低減に効果があると言われている一方で、超スピード開発され将来的にどんな弊害が起きるか全く分かりません。それぞれがリスクとメリットを秤にかけて判断するしかないのですが、私もさまざまな専門家の意見を聞いたり調べたりしましたが、結局答えは「ごめんなさい。お母さんにはわからない、判断できなかったから、アドバイスできない。自分たちで調べて決めてください。」ということでした。幸い私の子供達は自分で判断できる年齢のため、摂取するかどうかは本人の判断に委ねることにしました。

 

本来、個人の判断に委ねられるべきワクチン接種ですが、アメリカの多くの大学で対面授業受講の条件にワクチン接種が義務付けられるなど、コンサートや野球観戦などだけでなく、教育現場にもワクチン接種の圧力がましています。半強制的に強要することへの是非はともかく、差し迫った日常を取り戻すために仕方なく接種する人も多いことでしょう。グアムの教育現場ではワクチン接種の義務化などにはならないことを願います。

 

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