2021年5月17日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアムでは予防接種を受けていなくても、入島時に自宅隔離が許されるケースが増えている。グアム保健省は日曜日、COVID-19の新規感染者がほとんどいない地域からの旅行者に自宅での検疫を許可するという新しい指針を発表した。低リスク国とは「陽性者がいない国 」と「入国検疫でのみ感染者が確認されている国 」の2つのカテゴリーを設定している。

 

「陽性者がいない国」とは、ウイルスの最大潜伏期間の2倍に相当する28日間症例を検出しなかった場合に適用され、一般の人々の感染リスクがほぼゼロであることを意味するとしている。「入国検疫や散発的な感染者が確認されている国 」は渡航検疫や散発的な症例のみで新たな感染が確認された国で、現地でさらなる感染拡大が予見されない国を対象としている。

 

完全にワクチンを接種した人に対する新たな検疫免除措置の対象とならずとも、これらの指定を受けた国から到着した乗客は、政府の検疫施設ではなく個人の住居または賃借した宿泊施設に10日間滞在することが認められる。自宅検疫を希望する人はグアム政府に連絡先を提出し、14日間COVID-19の症状を監視する必要があり、以下のことが許可される。

– 食料品の購入
– 屋外での運動
– 宅配便やドライブスルーでの食事の受け取り
– 医療上の緊急事態に対する治療を受ける。
– 医療機関への通院

 

グアム保健省は世界保健機関(WHO)が定期的に世界各地でのCOVID-19のの感染状況を更新していることから、この情報を採用する。ミクロネシア連邦、パラオ共和国、マーシャル諸島共和国は「陽性者がいない国 」に分類されている。また、「入国検疫や散発的な感染者が確認されている国 」と分類された国は、ニュージーランド、フィジー、シンガポールなど。WHOによると、グアムは「クラスターケース」に分類され、北マリアナ諸島連邦の状況は保留となっている。

 

いっそうの多くの無料ワクチン

火曜日には2種類のワクチン接種クリニックが用意される。グアム大学フィールド・ハウスでは、5月18日午前11時から再開され、5月22日(土)まで行われる。日曜日の午後6時現在、同クリニックのオンライン登録ページでは、395件の予約が可能となっている。

また、ティーザンの旧カーニバル会場で行われているドライブスルー方式のPCR検査では、予防接種も実施される予定。5月18日午前9時から正午まで、PCRとワクチンのいずれのサービスも受けることができる。南部地域の住民はイナロハン地域保健センターで予約制で予防接種が行われる。予約は671-828-7604/5/7518に電話。

 

土曜日に行われた107件の検査のうち、新たに1件のCOVID-19患者が確認され、罹患中の陽性者は101例。

 


えっ、「厳重警戒」措置下のシンガポールからの
渡航者、ワクチン未接種でも強制検疫なし?

 

慎重派だと思っていたグアム知事が、一気に検疫緩和へ舵を切り始め、ただただ驚いて心配にさえなってしまいます。数日前のブログで書いたように、今シンガポールでは14日に新規感染者が52人確認。変異株による感染拡大が懸念され、入国検疫は2週間から3週間に延長、5月16日から昨夏のロックダウン(都市封鎖)に準ずる規制の適用が始まり、市中感染の封じ込めに躍起になっています。

 

シンガポールやニュージーランドからグアムへ入島する人はほとんどいないとは思いますが、WHOのデータベースに相当の時差があるのか、そしてグアム保健省が認識するのにさらに時間がかかるのか、気づいた時には検疫なしで入国していた….、なんてならないかしら?

 

さらにトラベルバブルを目指している台湾でも15日、新規の域内感染者が過去最多の180人報告されています。さすがのシンガポールも台湾からの渡航者は隔離なしで受け入れていたようですが、15日から過去21日間に台湾渡航歴がある場合は入国禁止としています。

 

いずれにしても各国の状況は流動的ですから、この一年間のコロナ封じ込め優等生という先入観は捨て、タイムリーな状況確認の徹底が大切なのでは?

 

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