2021年6月6日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

火曜日、朴さんのご主人と幼い娘さんは、4時間近くもグアムに向けて飛行機に乗れない事態に陥った。朴さん家族はグアムと台湾に自宅があり、奥さんは1年のほとんどを4歳の子供と一緒にグアムで暮らし、夫と7歳の子供は主に台湾で過ごしている。7ヶ月間離れていたが、グアムで再会することにした。

 

朴さんは、渡航に際し求められる要件について調べた。韓国でも台湾でも、医療関係者でない限り50歳以下の人がワクチンを接種するのは非常に困難。ワクチン接種を完了していない子供を連れて行くということは、自宅での検疫ができないということだが受け入れることにし、次に、COVID-19の検査が必要かどうかを確認した。

 

 

COVID-19検査を台湾で受けるのは非常に困難。台湾でCOVID-19検査を受けられる病院は限られており予約ができず、さらに1カ月はかかります。唯一の選択肢は、台北市内にある2つの病院に行き、朝7時から並んで検査を受け、72時間以内に飛行機に乗れるようにすることだった。しかし、フルタイムで働いており、娘と一緒に50分離れた場所に行って列に並ぶことはできなかったという。

 

 

そこで朴さんは空港やグアム保健省などのグアム政府機関に、この条件について尋ねたと話す。また、航空会社や家族がトランジットする仁川空港にも問い合わせした。そして誰もがグアムに来るのにCOVID-19の検査は必要ないと言ったという。朴さんの夫は、台湾国内で搭乗手続きの際に初めて、外国から米国に入国する際にはCDCがCOVID19陰性証明を求めていることをを知らされ、それがわかるまでに4時間ほどかかった。

 

 

「グアムでは台湾バブルの話をしていますが、これがどれほど大変なことかを知ってもらう必要があります。検査を受けることが難しいだけでなく、航空券がとても高いのです。韓国からはジンエアーしか飛んでいませんが、これが週1回定期的に飛んでいる唯一のグアム行きの便です」と朴さんは言う。朴さんによると、グアム保健省の職員は水曜日、旅行者が完全な検疫を受ければ、陰性証明検査は必要ないと繰り返し説明し、グアム観光局からも同様の回答を得たという。

 

グアム政府観光局のスポークスマンは、グアム政府観光局とグアム政府は、地域および連邦政府の最新の旅行要件をすべての人に伝えるための措置をとっているとし、「この度は、ご家族の皆様には大変申し訳なく思っております。グアムは米国の一部であるため、米国への海外旅行に関して1月26日から施行されているCDCのガイドラインに引き続き従っています。GVBはこれらのガイドラインについて助言を受けており、国内外の問い合わせ者に伝えています。また、お問い合わせいただいた方には、ご希望の航空会社に追加の要件がないか確認されることをお勧めします」と述べた。

 

グアム保健省のウェブサイトを参照、また、GVBのvisitguam.comでもグアムへの渡航に関する最新情報を掲載している。さらに、311の一般的な問い合わせを受ける窓口ではメンバーによってしばしば最新情報が検証され、問い合わせに応対している。


この一年で学んだのは、
関連機関から情報収集して

自ら精査するしかないこと。

 

朴さん、お気の毒だわ。日々、各国や地域の変化する要件を追っかけていないとわからない上に、各行政機関やエアラインでさえそれぞれの管轄の情報しか持っていなかったりするので、このような事態に陥るのですよね。私もこの一年以上、さまざまな政府機関に問い合わせ、情報を入手しましたが、担当窓口でも知らなかったり、回答を得るのに長時間待たされるなど、驚きの対応に直面してきました。

 

本来、在外大使館や領事館などが情報収集につとめて総合的に自国民の動きに応じた情報を選別して迅速に情報発信、少なくとも関連情報へのリンクを一斉配信していたりするのですが、それも地域や国で随分格差があるようです。ちなみにいくつか一斉情報配信を登録をしている中で、イギリス大使館の動きが一番でしたね。入出国の検疫要件の変更だけでなく、PCR検査期間の情報なども随時発信されてきました。スピード感もありましたよ。

 

朴さんが言うようにトラベルバブルを期待する観光再開プランもターゲット国の事情を精査しないことには現実味がないですね。コロナ優等生とされてきた国々でも感染拡大が顕著になる今、短期的な視点での施作でなく、中長期を見据えた観光再開プランとそれを実現するための政府機関との調整が求められそうですね。

 

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