2021年6月28日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

公益事業委員会(PUC)は7月29日に会合を開き8月1日からの電力料金の値上げを決定する予定。グアム電力公社(GPA)は、電力料金の中で最も価格の高い燃料サーチャージの増額を許可するよう委員会に申請した。提案される値上げは、1キロワット時あたり11セントから16.75セントとなり、平均的な電気代が57ドル増加することになる。月間1,000キロワット時の電力を使用する住宅は、現在204.61ドルを支払っおり、8月以降は262.17ドルに増えることになる。

 

重油の価格が上昇しており、GPAはここ数カ月は電力会社が追加コストを吸収しており、もはや燃料費を補助する余裕はなく、値上げをしないと燃料の出荷ができなくなるという。承認されれば、この値上げは2022年1月までの6ヶ月間有効となる。燃料サーチャージは年に2回調整することができる。

 

PUCの行政法判事は、GPAが提出する請願書を慎重に検討し、このステップの目的は、現在の燃料価格に基づいて設定されることを保証するためであると述べている。GPAによると、昨年の燃料油の価格は1バレルあたり約30ドルでしたが、今年後半には77.36ドルにもなると予想されている。

 

グアム島ではカブラ1・2号発電機とピティ8・9号発電機の4つの発電機で重油を燃焼させている。これらの発電機は、2021年2月から2021年7月までの半年間に、合計910,408バレルの石油を燃やすと予測されている。その燃料費の総額は5,736万ドルになる。GPAはデデドに新しい発電所が建設された時点で、ピティ発電機よりも燃料の燃焼効率が低いカブラス1、2発電機を引退させる予定。


経済面でのコロナの後遺症は
今後しばらく続きようです。

コロナの収束が見えない中で、世界的に物の値段がジリジリ上がっています。オイル価格由来の値上がりは広範囲に及んで暮らしが圧迫されはじめています。さらにコロナの影響で起こったサプライチェーンの目詰まりが拍車をかけているようです。グアムのスーパー顕著で、主婦仲間でも値上がりがたびたび話題になっています。各企業が仕入れ価格の上昇を吸収しきれず、販売価格に転嫁が相次ぎ、この値上がり傾向しばらく続くと見られているようです。

 

失業給付金の期限まで2ヶ月余り、観光業が回復軌道に転じるのは早くても年末年始という見方もあり、その時差をいかに埋めていくのかが観光関連企業にとっても、観光関連従事者にとっても課題になってくるでしょう。それに追い討ちをかけるような値上げのラッシュ、困ってしまいます。

 

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