2021年7月18日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

バイデン政権は水曜日、20年近い戦争で米軍に貢献したアフガン人の通訳・翻訳者の避難便を開始する準備ができたと発表した。しかし、彼らの行き先はいまだに不明であり、安全性をどのように確保するかについて疑問が残っている。

 

配偶者や子供を除いて、約18,000人のアフガニスタン人が特別移民ビザプログラムによって米国への入国を待っている。バイデン政権はビザ申請の手続きをしている間、アフガニスタン人を受け入れることができる第三国または米国領土の特定を進めており、グアムも考えられている。

 

ホワイトハウスによると、7月の最終週にアフガニスタンから出発する「オペレーション・アリーズ・リフュージ」のフライトは、すでに米国の居住権を申請中の特別移民ビザ申請者にまず提供される。

 

グアム州知事は木曜日、「オペレーション・アリーズ・リフュージ」に関する最新情報は聞いていないが米国の撤退プロセスの一環として避難しなければならないアフガニスタン人とその家族をグアムで受け入れる準備ができていると述べている。

 

グアム知事はジョー・バイデン大統領に宛てた手紙の中で、このプロセスにおけるグアムの役割に関する重要な議論に参加したいと述べている。

ホワイトハウスのサキ報道官は、安全確保の観点から第一便で避難するアフガニスタン人の数や避難先の詳細を明らかにしていない。「私たちがこのような措置を取るのは、この数年間、彼らが果たしてきた役割をしっかりと認識し、評価したいと思います」と述べている。

 

バイデン氏は両党の議員から、来月の米軍撤退までにアフガン軍の支援者を避難させる計画を出すよう圧力を受けている。ホワイトハウスは先月、議員たちに計画の概要について説明を始めた。軍用機ではなく、国務省がチャーターした民間航空機を使用することを検討していると、ある政権関係者は語っている。

 


コロナの陰で続く
米軍のアフガニスタン撤退

8月末までにアフガニスタンから米軍を撤退させ、9.11同時多発テロ後20年続いた米史上最も長い戦争を終わらせようとしていいますが米軍が去った後、反政府勢力タリバンの報復を受ける恐れがある米軍のアフガニスタン協力者を保護する目的のプロジェクトで、ひと月以上情報がなかったので気になっていました。グアム政府も人道的観点からビザ発行までの待機場所として手を挙げているのですが、バイデン大統領は1975年、ベトナム戦争終結に際には南ベトナム人の救出に反対したようなので一抹の不安が….。

 

二日前にはアメリカのジャーナリズムでピュリツァー賞を受賞したロイター通信の記者が、アフガニスタン政府軍と反政府武装勢力タリバンの戦闘に巻き込まれ死亡したようです。米軍撤退後に一層勢力を増しそうなタリバン、今後の行方が気になります。グアムの若者たちを含む多くの犠牲を払った20年を振り返ることなく終わらせることがないようにしてほしいですね。当時、アフガニスタンに息子を送り出した友人の不安な日々を側で見ていて、かける言葉も見当たらずやるせない気持ちになったこと、アフガニスタンと聞く度に頭をよぎります。

 

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