2021年7月20日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

昨年、グアム政府が複数のホテルをCOVID-19検疫・隔離施設として調達した際、知事室が選別したことがグアムの法律を遵守していなかったことを、公共監査機関が明らかになった。

 

監査では、以下の4つの調達に関する不備が見つかった。
● 知事室に検疫・隔離施設を調達する権限がなかったこと
● 知事の法律顧問が、受注した施設の1つと利害関係を持っていた。
● 調達記録が不完全であった。
● 検疫・隔離施設の契約が、知事令およびグアム調達法に定められた要件に適合していなかった。

「調査の結果、検疫・隔離施設の調達費用として300万ドルの疑義が生じました」と公共監査機関は発表した。

 

昨年の監視委員会のヒアリングで知事室は隔離施設の確保に奔走、施設は緊急事態下で調達したものだと主張している。

 

知事室には調達の権限がない
グアムの法律では、知事は公衆衛生上の緊急事態が発生した場合に、災害対応や復旧活動を活性化させるための監視役を担っており、公衆衛生に対する当局として指定されたのはグアム保健省であると公共監査機関はリリースで述べている。

 

しかし、グアム知事の法律顧問は知事から検疫ホテルの緊急調達を委任されており、公衆衛生局の権限や政府サービス庁の調達責任者の権限を無視していた。また、知事の法律顧問が調達を担当したことで、利益相反の可能性があることも判明した。

 


実は権限がなかったなんて。
ホントに今頃、気づいたの?

権限の所在については知りませんでしたが、当時から施設選びや契約内容の不透明さが気になっていました。その後も政府からホテルへの支払いや契約価格に関して何度も記事になっていたのに、今頃になってそもそも権限がなかったなんて……..監査機関も早めに指摘すればいいのに…..。

 

緊急事態だったとはいえ、一般市民でも違和感があるのですからすぐに動けば無権限機関による影響を最小限に食い止められるのにね。今後どのような展開になるのか行政システムについて勉強するためにも頭の片隅に残しておきたいですが、結局グアム保健省が追認して、書類を整え直して解決するのかな?

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!