2021年8月12日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

グアム観光局(GVB)局長は、「米国疾病予防管理センター(CDC)がグアムを高リスクの旅行先に指定したことは、COVID Area Riskのスコア(CARスコア)が上昇していることよりも観光に悪影響を及ぼす」と述べた。

 

アトランタに拠点を置くCDCは世界各地の旅行リスクを評価している。米国の観光地として競合関係にあるハワイは、CDCによる旅行リスクの評価を受けていない。そしてCDCは現在、北マリアナ諸島連邦を低リスクの渡航先としている。

 

CDCは今週、グアムの渡航リスクを「中程度」から「高い」に引き上げ、ワクチンを接種していない人はグアムへの渡航を避けるよう勧告した。CDCがグアムの渡航リスクをさらに高め、グアムへの渡航を禁止するようになれば、「それは私たちにダメージを与えます」とGVB局長は語った。

 

GVB局長は水曜日、グアム北部ロータリークラブの会合にゲストスピーカーとして出席し、Air V&Vワクチン接種観光プログラムやその他の観光問題について最新情報を提供した。7月初旬以降、これまでに1,500人以上の台湾人観光客が訪れた予防接種観光プログラムについて、「私たちの経済を刺激した」と述べた。木曜日の便を含め、今月はさらに4便のチャーター便で1,000人以上の台湾人観光客が訪れる予定である。しかし台湾航空のAir V&Vプログラムにおける現在の最大の課題は、帰国者は自費でホテルに15日間隔離され最低でも2,300ドルかかる点であり、検疫要件を緩和するよう台湾政府に要請している。

 

「台湾人は今、グアムが世界で最も安全な場所だということを知り始めています。グアムの成人人口の81%がワクチンを接種しています。これに近い接種率は世界のどこにもありません。アメリカはグアムのように州を評価していません。グアムはCDCにグアムの評価方法の変更を求めています」と述べた。「私たちのプロトコルは、アメリカで最も優れた州よりも、格段優れています。グアム知事は、全米からグアムが切り離されていることに対処するため、手紙を出しました」という。

 

GVB局長は、グアムは観光客を安心させようと努力しており、考慮すべき最も重要な数字は感染ではなく入院であることを強調している。「CARスコアはCDCの評価ほど悪くはない。今の問題は、このような事態に観光客がどのように反応するかということです」と述べた。


難しいリスク評価を気にするより
現状把握と先手を打つ対応を。

 

CDCの旅行リスク評価は過去28日の10万人あたりの新規陽性者数のみで判断しているのですね。グアムの場合はワクチン接種率も高く、入院患者数も少ないことから旅行リスク評価の算定方法に異論を唱えたということなのですね。確かに重症化リスクを下げると言われるワクチン接種が進んでいるにも関わらず、評価方法が一年以上同じというのも納得できませんね。

 

久しぶりに外務省の海外安全情報を見ても同じ。各国の行動制限やワクチン接種率など状況がまちまちなので、評価するのが難しいのでしょうね。5月ぐらいから更新されておらず、評価方法も明確ではありません。つまり、コロナ感染状況を世界各国個別に評価するのは困難なのでしょう。

 

それより、別の記事でグアムでデルタ株が確認されたというニュースがありました。21検体を提供した中から確認されたようですが、7月2日〜6日の検体らしいのです。イギリス株などが確認された頃からもそうでしたが、結果がでるまで今でもひと月もかかるのですね。このあたりを迅速化することの方が大切で、迅速な対応につながるのでは?

 

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