2021年8月14日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム知事の医療顧問グループは、COVID-19の感染者が新たに急増し、デルタ型の感染が広がり、入院患者数が15人に達したことを受けて、集まりの人数制限を一時的に25人までに制限するよう勧告した。また、飲食店に対し、予防接種カードの確認を開始するよう求めた。「このままでは状況が悪化することが予想されるため、今すぐにでも対策を講じる必要があります。感染を食い止めないと、今の急増は続くでしょう。諮問委員会の議長は、「ここ数日、2桁の感染者が出ていますが、これは入院者数の増加につながり、おそらくすぐに20人以上になるでしょう」と述べた。最終的な決定権を持つグアム知事は検討している。

 

専門家によると、ワクチンを接種した人もしていない人も、屋外でも屋内でも、マスクをせずに集まると、ウイルスの拡散が速くなるという。冠婚葬祭やホテルの宴会や催しなど、どんな社交場でも同じだという。感染者数が減少するまでには、規制の実施から2〜3週間かかるとしている。

 

たとえ患者が人工呼吸器や集中治療室に入る必要がなくても、入院患者数が10人になれば、制限を戻すことを検討すべきとしている。「COVID患者が入院するたびに医療システムに負担がかかります。ICUへの入院を基準にすべきではありません。」と、医師は述べた。

 

諮問委員会は、レストランが100%の稼働率を維持するために、ワクチン接種カードのチェックを開始することを推奨しています。完全に予防接種を受けたお客様は、室内でお食事が可能、未完了のお客様は屋外で飲食。レストランが顧客の予防接種状況を確認しない場合は、収容人数50%まででの営業とすべきだとした。

 

グアム保健省のチーフメディカルオフィサーでもあるフェリックス医師は、「15人の患者の中にICUに入っている人がいないことも重要である」と述べた。グアム保健省は、グアムには制限を戻す場合に症例数や入院の基準値が組み込まれていないという。

 

グアム知事の広報によると、金曜日の朝の時点で、グアム・リージョナル・メディカル・シティでは9人、グアム・メモリアル・ホスピタルでは5人がCOVID-19で入院をしているという。グアムのCOVID-19エリアリスクスコアは、木曜日の夜に8.8となり、1ヶ月以上前の1以下から上昇している。初期の感染者数の増加は、軍人と民間人の間でほぼ均等に発生していましたが、最近の増加はほとんどが民間人。

 

なお、グアムには、まだワクチン接種が完了していない対象者が約31,200人。グアムの12歳以上の人口136,293人のうち、105,063人が予防接種を受けた。これは、対象者の77%、グアムの推定総人口の62%にあたる。

 

8月14日(土)に予防接種を受けられる場所

  • 午前9時から午後1時まで、グアム大学のドライブスルー、マンギラオのUOG School of Business and Public Administrationの向かい側の駐車場にて。
  • 午前10時から午後4時まで、バリガダにあるティヤン高校の体育館。
  • 午前11時から午後6時まで、マイクロネシア・モールの2階、センターコートの上。
  • 午前8時から正午まで、バリガダのティヤンにある旧カーニバル会場。

    検体を送ってからひと月の間に
    デルタ株が広がったのでは?

     

    検体採取からデルタ株が確認されるまでひと月以上。世界中がデルタ株の感染力に混乱している中でひたすら結果を待つだけにも驚きでしたが、リバウンドや行動制限復活の基準もなかったのですね。CDCに渡航リスク評価の変更を求めるには、科学的に説得力のあるデータ分析や評価方法に基づいた行動制限のルールがないと難しいのではないかしら?

     

    今週には新年度が始まり、多くの子供達が学校へ戻りました。行動制限も解除され、日常が戻り始めたばかりなのに、再び陽性者が増加、失業給付金の終了まで3週間、治安の悪化も懸念されます。想像力を働かせ、先見据えて制限基準を早急に作成し、島民に広く認知する必要があるのではないでしょうか?状況の変化に迅速に対応できるように早め早めにルール作りや対策をお願いしたいですね。

     

     

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