2021年8月29日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

上院議員たちは、土曜日の夜遅くまで予算会議を続け、時給50セントの賃上げについて何十もの修正案を検討し、モイラン上院議員はビジネスコミュニティからの懸念があったと修正案を提出した。多くのビジネスは最近再開したばかりか、営業時間を拡大し始めており、最低賃金の上昇はビジネスを維持する能力に影響を与える可能性がある。

 

最低賃金は段階的に引き上げられ、2020年には時給8.75ドルになった。その後、3月1日から時給9.25ドルになる予定だったが、上院議員によって提出された延期案がグアム知事によって署名された。

 

モイラン上院議員によると、最近のグアム知事による行動制限で、企業は今年の初めと同じような状況に置かれているという。「私たちは状況が改善することを望んでいましたが状況は変化し、感染状況は周知の通りです。地域社会の健康を守ろうとするグアム知事の判断は理解できますが、制限することはビジネスに大きな影響を与えます」と述べた。

 

議論の末、モイラン上院議員の修正案は妥協案として3ヵ月の延期に修正されたが、可決するのに十分な票を得られなかったため、島の最低賃金は9月1日に引き上げられることになった。予算は8月31日までに知事に提出される。


営業状況を変更している店が多発。
お出かけ前に確認を。

連日の新規陽性者100人超え、行動規制の実施や修正、追加措置を受け、なんだか街は対応に追われているようです。店内飲食をしていた店が持ち帰りのみに変更したり、持ち帰りのみの店舗が休業を決めたり、それぞれに事情があるのでしょう。WEBサイトやSNSでの営業時間が更新されていないケースも多々見受けられるので、お出かけの際には事前に確認する方がよさそうです。

 

このような混乱の中で実施されることになる最低賃金の引き上げが雇用機会を減少させたり、企業の存続危機に追い討ちをかけることにならないか心配です。さらに世界的な物価の上昇という背景も忘れてはなりません。失業給付金の期日が数日後に迫る今、グアムの今後を方向づける大切な分岐点のように思えます。観光業再開の兆しが見えるまで、関連産業を支え、雇用をいかに生み出すかという議論は聞こえてこないですね。

 

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