2021年9月15日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
月曜日、COVID関連死がさらに2名報告された。169人目のCOVID-19関連の死亡者は、グアム・メモリアル病院で到着時に死亡が確認された。52歳の男性で、9月13日にコロナウイルスの陽性反応が出た。予防接種を受けていたかどうか、基礎疾患の記録があったかどうかは不明。170人目のCOVID-19関連の死亡者は84歳の男性で、ワクチン接種を完了していたが、コロナウイルスの検査で陽性となった。また基礎疾患があったことが報告されている。
グアムの医療関係者は月曜日に、病院に運ばれてきたCOVID-19陽性の患者のうち、かなりの数が到着時に死亡していると警告して、記者会見では「サイレント低酸素症」と呼ばれる現象があると警告していた。サイレント低酸素症とは、静かにダメージを与える状態で、危険なほどの低酸素状態に陥ってもすぐには現れず、時には手遅れになることもあるというもの。サイレント低酸素症は、内臓へのダメージが大きくなるまで、患者がすぐには呼吸困難に陥らないことから、サイレントと呼ばれている。
FEMAチームの到着が遅れる
グアムで進行中のCOVID-19対策をサポートする5人の到着がスケジュールの都合上、一時的に遅れている。彼らは9月24日の週にグアムに到着する予定。このメンバーはグアム保健省の要請を受けて派遣されるもので、外来でのモノクローナル抗体療法を支援する。
また、米国公衆衛生局の臨床検査技師2名が金曜日に到着し、グアム公衆衛生研究所を支援している。さらに、他の2名がロジスティックを支援するためにグアムに配備されている。
重症ではないCOVID-19の患者に投与されるモノクローナル抗体療法の治療は本日よりMangilao Senior Citizens Centerで実施される予定だったが、FEMAの管理チームの到着を待って、治療は延期されている。
新規感染者219名、入院者71名
COVID-19で71人が入院、そのうち38人がワクチン未接種。グアム・メモリアル病院には36人、グアム・リージョナル・メディカル・シティには29人、グアム海軍病院には6人のCOVID-19の患者が入院している。15人の患者は集中治療室に入院しており、5人は人工呼吸器を装着している。
9月13日に実施された1,720件の検査のうち、COVID-19の陽性反応は219件で、接触者の追跡により18人の患者が特定された。
現在までに公式に報告されたCOVID-19の症例数は12,772件、死亡者数は170人。グアムのCOVID-19のエリアリスクスコアは2.5であるのに対し、現在その値は43.9となっている。
GBHWCクライシス・ホットライン
Guam Behavioral Health and Wellness Center(GBHWC)では、24時間365日対応のクライシス・ホットライン（671-647-8833/4）を設けている。不安やストレスを感じている方、誰かに相談したい方のために、経験豊富な専門家がCOVID-19の影響で高まったストレスや不安を解消するためのサポートを行っている。
COVID-19の緊急警告サインに注意
グアム保健省の指針では、体調不良の方に以下のことを勧めている。
● 医療機関を受診する以外は、家にいる。診療所や医者に行く前に事前に連絡する。
● 発熱、咳、息切れ、疲労、体の痛み、頭痛、味覚や嗅覚の喪失、喉の痛み、鼻づまり、吐き気、下痢などのCOVID-19の症状を確認。
● COVID-19の症状がある場合は、検査を受ける。検査結果を待つ間は、同居している人とは距離を置くなど、他の人との接触を避ける。
以下のようなCOVID-19の兆候が見られた場合は、直ちに救急医療にアクセスするか911に連絡。
● 呼吸困難。
● 胸部に持続的な痛みや圧迫感がある。
● 混乱状態。
● 目が覚めない、覚めたままでいられない。
● 唇や顔が青くなる。
PUAは終了したのに
混乱や停滞は続きます。
相変わらず新規陽性者が多いですね。「サイレント低酸素症」、気になりますし、注意が必要ですね。
学校は対面授業停止から再開、再開延期と日々情報が錯綜、学校関係者や保護者、生徒を混乱させています。「もう決まってから教えて」って気持ちになっているのではと思います。そして対面授業停止に伴い学校給食が配布されているようですが、大量の未配布が発生しフードロスを招いているようです。関係各所との調整なく数日間で行政命令を出すことの弊害が随所に見えますね。
また、フィリピンではグアムをレッドリストに追加。グアムからの入国ができなくなり、フィリピン航空はマニラ-グアム間のフライトを停止しました。新規陽性者の多さは経済活性化への出鼻を挫かれ、停滞を余儀なくされているように思います。
一方、PUAが終了したグアム労働省は、引き続き9月4日までの申請ができることを伝えるのみで、グアムの労働環境をいかにサポートするか、失業者をどう支えるかなどの発言は紙面からは伺えません。PUAの残務処理で忙しいのかも知れませんが、雇用を生み出すサポートの必要性や求職活動を続ける人へ引き続き支援が必要であることを政府に進言してくれることを期待していますよ。
ランキンングにも一応参加し始めした。
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