2021年9月16日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

英国海軍の旗艦である航空母艦HMSクイーン・エリザベスとその護衛艦数隻が2週間の予定でグアムに寄港しており、作業や休息とを交互に行いながら滞在している。英国海軍のジョセフ・ハウエル中尉は、「主な目的は、船内でのエンジニアリング作業やロジスティック作業など、メンテナンス期間を完了することです」と述べている。「乗組員はほとんど艦内にいますが、任務に就いていない人には休息とリラックスの機会があります」という。

 

空母は月曜日に、補給艦やタンカー護衛艦とともに、グアム海軍基地のアプラ港に入港した。また、イギリス海軍のフリゲート艦HMSケントと駆逐艦HMSディフェンダーが、オランダ海軍のフリゲート艦HNLMSエバートセン、フリゲート艦HNLMS Evertsenも到着した。

 

これらの海軍艦艇は、米国およびその他の同盟国と韓国で、そして最近では日本での演習を終えたばかりだ。

 


英国海軍の空母打撃群21がグアムを訪れたのは、この1カ月余りの間に2度目。「グアムは、十分な休息とレクリエーションの機会を提供してくれます。私たちは米海軍の施設利用に感謝しており、この美しい太平洋の島での滞在を楽しみにしています」と、イギリスの空母打撃群司令官は語る。

 

空母打撃群は本国から10,000マイル離れた場所で、25カ国以上と合同演習や戦闘を行っている。8月6日、空母打撃群がグアムに到着したとき、空母打撃群はインド太平洋での展開の後、数週間にわたって海上にいた。

 

BBCによると、空母では7月にCOVID-19が約100件発生した。乗組員の全員が2度のワクチンを接種し、定期的にCOVID検査を実施しており、船員には船内外でのマスク着用が義務付けられている。


コロナ禍に追い討ちをかける
太平洋地域の緊張の高まりは避けたい。

コロナ禍でのグアムの変化の一つが軍事演習規模の拡大。アメリカ、日本、オーストラリア、インドの4カ国の枠組み「クアット」に止まらずNATOの国々、さらにそれらの国と軍事協定を結ぶ国々にも連携が広がっているようで、グアムでの軍事演習もイギリス、オランダ、インド、シンガポール、韓国、オーストラリア、日本など顔ぶれが多彩です。今後は軍事関係の人の移動がグアム経済に与える影響はさらに高まっていくことでしょう。

 

今回のイギリス、オランダ海軍の来島はメンテナンスが目的のようで、約20%の乗組員が交代で船外での休暇が許されるようなことが別の日の新聞で書かれていたので、この2週間は街やビーチで見かけることもありそうですね。

 

この数日間、北朝鮮がミサイル発射を繰り返しています。常態化した国連決議違反の行動に国際社会が非難を繰り返しても軍事力強化を進める姿勢が変わる気配はありません。コロナで苦境に喘ぐ日本やグアムなどの太平洋地域に再び緊張を高める行動は避けてほしいです。

 

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