2021年10月8日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

米陸軍の「アイアンドーム(Iron Dome)防衛システム」の1つがアンダーソン空軍基地に配備されていることを軍が木曜日に発表した。ミサイル防衛配備に必要な人員はグアムに到着しているが、人数は公表されていない。マリアナ統合軍によると、一時的な配備は10月中旬から12月中旬にかけて行われる予定だという。この配備は複数の場所で実施され、アプラ港、海兵隊基地キャンプ・ブレイズ、アンダーソンの可能性があるという。

 

「マリアナ諸島統合地域司令官は、「今回の実験的展開は、防御システムの能力をテストし、既存のシステムと比較してその性能を評価、将来の使用方法を決定するためのものです。強力なミサイル防衛能力は我々の防衛態勢を大幅に改善し、この地域の人々と重要な資産を守ることになります」と述べた。

 

グアム州知事は軍との共同声明を発表し支持を表明し、「アイアンドームシステムのグアムへの一時的な配備を全面的に支持します。この地域にミサイル防衛を追加することは、現在の高度地域防衛システム(THAAD)にさらなる防衛手段が加わることになり、国家安全保障を強化することになります」と述べた。

 

グアム州兵は現在、THAADの警備を4交代で担当している。ミサイル防衛能力の恒久化は国防総省と協力して、より安全に国土を守るために行われ地元に投資を継続することになるとしている。

 

今回の配備は、最近、北朝鮮がミサイル実験を再開したことを受けたもので、「自由で開かれたインド太平洋地域が世界的にも重要な時期に、グアムの住民が安全に地域を守ることは、地元にとっても同様に重要です。我々は国防総省のパートナーの “One Guam “として、国民の自由と安全を確保するための継続的な活動を期待しています」とグアム知事は述べた。この配備の一環として、グアムの住民は今後数週間のうちに、グアムの車道で、さらに多くの軍用車両の動きを目にすることになるだろう。


グアムにおけるミリタリーの位置付けが
軽減されることを願ってます。

アイアンドームとは、「C-RAM(アメリカ陸軍開発の迎撃システム)」や巡航ミサイル、精密誘導ミサイル、無人航空機、弾道ミサイルや長距離爆撃機による空襲、高密度一斉投下などによる攻撃を検出、評価、迎撃するシステムのことだそうです。 2000回以上の迎撃実績を持ち、短距離からロケットや迫撃砲、砲弾、航空機などに対抗できるとしています。

 

詳しいことはわかりませんが、迎撃システムをさらに強化するもののようですね。最近連日のように発射された北朝鮮の短距離弾道ミサイルは変則軌道で飛んだようですが、このIron Domeは変則軌道にも対応できるのでしょうか知りたかったのですが、調べてもわかりませんでした。本来はインド太平洋地域の緊張が緩和され、グアムの軍事的重要性が低下していくことが望ましいのですが10年程度のスパンでは期待薄、しばらくはこの緊張状態が続きそうですね。

 

日本では新政権が発足し、この政権では防衛問題の方向づけは避けては通れない課題になりそうな気がします。先日の北朝鮮のミサイル発射直後の日本の報道では落下地点を排他的経済水域(EEZ)の外側としていたのが、後になってEEZ内と修正される大失態、聞いているだけで不安になってしまいます。今日のような記事が紙面に上ることがない社会になってくれることを願い続けています。

 

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