2021年10月30日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

Ho Ho Ho….! クッキーの季節。ホリデーシーズンのお菓子作りを計画する絶好の時期なのです。これからの数ヶ月間は、1年の中で最も素敵な思い出があり、グアムのスタイルでゆっくりホリデーシーズンを楽しめます。

 

私はいつも早めにクリスマスの計画を立てます。というのも、梱包して発送しなければならないからです。私のキッチンからはクッキーやジャムなど手作りお菓子が生まれます。一番がクッキーで、ロスケッティ、グズリア、チャモロクッキーなどです。

 

ロスケッティ
ロスケッティはロスケティなどと表記することもあります。このコーンスターチを使ったサクサクのクッキーは、私たちの食の伝統が世界と結びついてきたかを示す例のひとつです。スペイン語の語源はroscaまたはroscoでリングや丸いという意味があり、他にもrosquilla、rosquillo、rosquitoなどがあります。実際、1954年に出版された古い料理本には「ロスケッテ」のレシピが載っています。

 

スペイン語圏の多くの国では、rosqueteはリング状のクッキー、ドーナツ、ビスケット、パンなどを指します。チャモロ人は過去数十年にわたって様々な方法でロスケを成形してきましたが、一つだけ共通する特徴があり、砕けやすく、かすかなコーンスターチの風味があることで、リング型、プレッツェル型、コイル型、丸型、ログ型、クッキー型のグォーンシール型などがあります。

 

箱に入ったコーンスターチが登場したのは、スペインがグアムを統治し始めてから数百年後の1800年代半ばのこと。推測するにスペイン人がロスケッテと呼んでいたリング状のデザートが当時からあったのではないかと思われます。ロスケッティは私のお気に入りです。なぜなら、時間を超えて子供の頃へと誘ってくれるからです。

 

どんな食べ物が故郷に連れて行ってくれますか?親友のメル・キンタニラ・トレルタスと一緒に作ったロスケットは、とても厚かったのを覚えています。子守をしていたときに、喉に詰まらせなくてよかったです。

 

グズリア
私は子供の頃、母のグユリア作りを手伝っていました。学校に行くときは、紙袋にガユリアを詰めていき、カリフォルニアの家族に会いに行く時もグユリアを作っていました。

 

祖母のレシピは伝統的な小麦粉とココナッツミルクを使ったものより美味しいレシピで、バターを少し加えてサクサクとした食感を出しています。貝殻のような形をしていて、ココナッツミルクで作られていて、揚げても油っぽくありません。

 

 


素朴で簡単なチャモロのお菓子
時間の余裕がある今マスターしては?

記事を書いた方と違っているのですが、手元にあった別の方が著書のチャモロクッキング本の写真を添えさせてもらいました(ごめんなさい)。チャモロのお菓子は日本人の口にもあり、素朴でやさしい味わいでクセになります。ついつい食べ過ぎてしまうのが難点です。

 

コロナ禍で時間があり余り、女子3人組でグアムで手に入る日本食材を利用した日本料理のレシピ動画英語版Youtubeチャネルを始めたお話は以前にもしましたが、お菓子やパンにも挑戦し、作っては暇なオフィスで試食会を何度もしたことを思い出します。まだ手付かずのチャモロのお菓子、ホリデーシーズンに良さそうですね。チャモロのお菓子は材料も少なく、日本で手に入るものばかりですので、グアム旅行の思い出とともに味わって見てください。

 

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