2021年12月2日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

グアムがCOVID-19検体検査のために米国疾病管理予防センター(CDC)にサンプルを送ってから、その結果がグアム保健省に伝えられるまで、数週間かかる。現在のところ、オミクロン変異種はグアムでは検出されていない。しかし、今後数週間のうちにグアムでも検出される可能性がないわけではない。オミクロン変異種の最初の数例が確認された時には、おそらく数週間遅れになると思われる。デルタ株が確認された時には、グアムでは数週間前から感染が拡大していました。

 

グアムはデルタ株での経験を生かして先手を打つことが重要になってくるため、グアム政府は、空港や海港などのエントリーポイントで何をすべきかを早急に決める必要がある。

 

オミクロン株はグアムに迫っている。日本でもオミクロン株の症例が確認され、留学生を含む外国人の入国を禁止するなど、インバウンドの旅行者に大規模な制限を課してから1日も経たないうちに確認された。

 

オミクロン株が確認されたのは、日本に到着した31歳のナミビア人外交官で2回のワクチン接種を受けていた。同じ飛行機に乗っていた71人の乗客は、全員が接触者の可能性があるとして、彼らは政府が指定した施設で10日間隔離されることになり、厚生労働省が運営するGPS対応のアプリケーションを使って接触者を遠隔で追跡し、隔離されている間は2日に1回COVID-19の検査を受けることになっている。

 

ここ数日で、少なくとも19カ国でオミクロン変異体が確認されている。CDCは11月26日、米国ではオミクロン変異体が1例も検出されていないとした上で、オミクロン株が米国で出現した場合、速やかに特定されることを期待していると付け加えた。CDCは感染率が高い地域の公共の屋内ではマスクを着用し、頻繁に手を洗い、ソーシャルディスタンスを確保するなどの予防策をとることを推奨している。

 

オミクロン・バリアントに対するワクチンの有効性は現在分析中。11月28日付の世界保健機関(WHO)の発表によると、オミクロン・バリアントについて明らかになっていることとそうでないことは以下の通りです。

伝播性
オミクロン株がデルタを含む他の変異体と比較して、人から人へ感染しやすいかどうかは、まだ明らかになっていない。南アフリカではオミクロン株の影響を受けた地域で陽性の人の数が増加しているが、それがオミクロン株によるものか、それとも他の要因によるものなのかを明らかにするために、疫学調査が行われている。

重症度
オミクロン株に感染した場合、デルタ株を含む他の変異型に感染した場合に比べて、より重篤な疾患を引き起こすかどうかはまだ明らかではない。予備的なデータでは、南アフリカで入院率が増加していることが示唆されていますが、これは全体的に感染者数が増加しているためと考えられ、現在のところ、オミクロンに関連する症状が他の変異種の症状と異なることを示唆する情報はない。

コロナにすでに感染した者
他の変異種と比べるとオミクロン株に再感染するリスクが高まる可能性があるという見解もあるが、情報は限られており、今後数日から数週間のうちに詳細な情報が得られるであろう。

ワクチンの有効性
WHOはテクニカルパートナーと協力して、オミクロン株がワクチンを含む既存の対策にどのような影響を与えるかを分析中。ワクチンは重度の疾病や死亡を減らすためには引き続き重要。現行のワクチンは重篤な疾病や死亡に対して有効。

現在の検査法の有効性
広く使われているPCR検査では、オミクロンを含む感染が引き続き検出されている。迅速抗原検出法を含む他の検査法に影響があるかどうかについては、現在調査中。

 

米国ではさらなる予防策を検討中
木曜日にはワシントンD.C.で、米国政府がオミクロン変異体に対する予防措置を発表するとされ、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国者全員にフライト搭乗の1日前に検査を義務付けることを発表する見込みとされている。また、入国後3〜5日以内に再検査を受けることも検討している。また、米国市民を含むすべての旅行者に対して、検査結果が陰性であっても7日間の自己隔離を義務付けるという提案もあり、違反した場合、罰金や罰則が科せられる可能性があることも検討されている。

 

グアムの人々の積極的な行動
グアムでは、オミクロン株から身を守るため、あるいは万が一感染しても重症化しないことを期待して、1回目、2回目の予防接種を受ける住民が増えてきた。グアム政府の指示を待たずに、多くの住民が予防措置をとっている。しかし、いずれはオミクロン株への対策に特化した政府の方針を聞く必要があり、自衛的で効果的、タイムリーなガイドラインを期待している。


ついに、在外邦人の母国への帰国手段まで
奪われてしまいました。

オミクロン株のニュースが世界を駆け巡りもう1週間ほど経ちますが、不思議なほどグアム政府や政府機関のコメントや政策の方向性や議論が全く聞こえてきません。昨日には日本政府の国際線運行事業者に対し、年内を目処に新規予約受付停止を要請したことを受け、グアム-成田便も予約できなくなってしまいました。年末に向けて日本帰国を計画されていた方も今から予約を入れることはできそうにありません。在外邦人の母国への帰国の手段を閉ざしてしまうのも、いかがなものかと思います。昨日は早速日本の家族に当面日本に行く手段がなくなるので、安全に健康に気をつけて過ごすよう伝えたところです。

 

また、韓国でもオミクロン株が確認されたようです。昨日5000人の新規陽性者を記録し、オミクロン株も確認された韓国、文在寅大統領のwithコロナ政策への非難が高まっているようなので、現在の韓国の検疫緩和措置にも変更があるかもしれません。韓国からの旅行者がわずかにもどりつつあるグアムにとっては注視すべきポイントです。

 

さらにはアメリカでもオミクロン株が確認されました。日本政府は随時確認された国や地域を政府施設での隔離に加えているので、アメリカも今日明日には加わることが予想されますが、全米になるのか州単位になるのか、その際にグアムがどのような扱いになるのかも注意して見守る必要がありそうですね。

 

観光産業の大きな動きも見込めないグアムですがクリスマスを迎える準備が着々と進んでいます。昨夜からはホテルニッコーグアムのロビー階下ロタンダコートで光のショーが始まりました。1月5日まで、毎夜4回、午後6時、7時、8時、9時に煌びやかな光のツリーが出現、音楽に合わせてリズミカルに変化します。夕食にお出かけの際に立ち寄れば、美しい光を浴びてホリデー気分がぐ〜んと高まります。ホテルニッコーグアムではホリデーシーズンにざまざまな特別プラッターの準備もあるようですので、別のブログでまとめてご紹介しますね。

 

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