2021年12月16日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

台湾の桃園市は、グアムを観光地として推薦すると、水曜日の午前中に行われたオンラインサミットで市長が述べた。グアム台北経済文化代表処が主催したこのサミットはグアム知事と桃園市市長が姉妹都市協定に調印して幕を閉じた。桃園市は台湾の北部に位置し、人口は220万人です。テクノロジーと工業が経済を牽引している。

 

「この調印は、私たちに長い友情と関係をもたらす始まりだと考えています。観光が他の交流の機会のきっかけとなる最大の影響力を持つと考えています。特に、グアムが楽しいバケーションの地になることに感謝しています」とグアム知事は述べ、グアムと桃園が医療や水産養殖の専門知識を共有する機会があることを付け加えた。

 

「我々は多くの可能性を持っており、これらの交流の機会は制限されることはありません。人と人との交流、政府と政府との交流を促進するために、あらゆる手段を講じるつもりです。そして、パンデミックが収束した後は、グアムを国民のための優先的な目的地の1つに据えるつもりです」とチェン市長は述べた。

 

また、「元グアム知事や台湾政府指導者が何度か訪問するなど、台湾と長年のつながりがあります。グアムは人気のある観光地です。多くの台湾の人々は、グアムや沖縄、パラオへの旅行を好みます。グアムには多くの施設や設備があり、多様な文化もあります。多くの人にとって、グアムは思い出深い場所です。さらに将来を見据えると、医療ツーリズムや台湾からグアムへの生鮮品や日用品の提供など、まだまだ多くの産業に取り組むことができると考えています」とも述べた。

 

チェン市長は、台湾がワクチン不足だった今年初め、台湾人旅行者のために「エアV&V」ワクチン接種観光プログラムを企画したグアムに感謝を表した。現在、台湾には十分なワクチンがあり、予防接種パッケージツアーの需要は減少している。

 

チェン市長は「2030年までに、バイリンガル国家になりたいと考えています。グアムは飛行機で3時間の距離なので、学生たちのサマーキャンプに最適な場所です。教育面でも、大学生や高校生のために、さらなる協力ができればと考えています」と付け加えた。

 


実りある姉妹都市協定にするための
具体的な交流構想を。

 

桃園市市長はグアムと姉妹都市協定を結ぶことで、何を期待しているか、どのようなビジネスを促進するか比較的明確ですね。一方、グアムはどうなのでしょうか?投資家のグアム進出を待つだけなのでしょうか?遊びに来てください、企業進出してください、というだけでなく、何を目指しているから〇〇したい、というような具体的に協定をむ結ぶことに至った経緯や趣旨についての発言が紙面では見受けられませんでした。

 

今までにもグアムは日本の地方都市などといくつもの姉妹都市協定を結んできましたが、イベントなどでその結びつきを紹介されることがある程度で、観光事業、産業事業で目立った動きは記憶にありません。姉妹都市協定を結ぶにあたっては、具体的事業やプログラムを挙げて、関連する業界で相互の意見交換などを行なった上で制定という手続きに進む方がスムーズな交流につながり、制度を名目無実に終わらせず、実りあるものになるのではと思います。

 

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