2022年4月5日朝刊GUAM DAILY NEWSより翻訳、抜粋、要約

 

バイデン政権がインド太平洋戦略を発表してから2カ月弱、5,000人以上の米軍とフィリピンの軍部隊がバリカタン22演習に参加している。毎年行われるこの演習は、両国間で最大規模の演習で米国とフィリピンの長年の安全保障上の関係性を示すものである。ホワイトハウスが2月に発表したこの戦略は、同盟国とのより強固な関係構築を目的としており、「最も親しい同盟国やパートナーとともに、米国をインド太平洋にしっかりと固める」としている。この文書に記載されている同盟国には、オーストラリア、日本、韓国、フィリピン、タイが含まれている。

 

2022年3月28日、バリカタン22の期間中、フィリピンのアパリに上陸した軍はフィリピン軍と数十年にわたる経験を共有し、二国間の相互運用性、能力、信頼、協力関係を強化することを目的として演習している。バリカタンとはタガログ語で「肩を並べる」を意味し、フィリピンと米国の根強いパートナーシップを意味する。バリカタン22はこの演習の37回目で、米比の安全保障協力の75周年と重なる。

 

米国は米国領土や同盟国・パートナーに対する侵略の抑止や威圧に対抗するだけでなく、利益を守るための能力を強化している。また、中国によるオーストラリアへの経済的威圧、インドとの対立、台湾への圧力、東シナ海・南シナ海での近隣諸国との軋轢などの懸念材料がある。この地域の同盟国やパートナーには、中国の行動の代償を払っているところが多い。その過程で、中国は航行の自由を含む人権と国際法を損なっている。北朝鮮の核・ミサイル開発の拡大も、地域の安全保障に対する脅威と見なされている。

 

同盟国を支援することで地域を強化するという考え方は、他国への干渉を指摘されることの多い米国にとって好都合でもある。インド太平洋地域の同盟国の場合、その関係は何十年も前に遡り、米比の安全保障協力の75周年にあたる。この地域の圧力要因に最も近い位置にある米国領土がグアムで、存在感はさらに高まるだろう。それが中国や北朝鮮に威圧されている友好国の立場を援護し、結果的に太平洋の安全につながるのであれば好都合である。


議論すべきテーマを選挙の争点にすれば、
国民、島民レベルでの議論も深まるはず。

 

ウクライナ戦争が始まってからまもなくひと月半になろうとしています。連日衝撃的なニュースや映像が流れ、遠く離れた国に居ても気がかりでなりません。たった一人の人の選択が招いている事態なので、今後の展開についても予測不能と言えるでしょう。地球が二つの経済圏に別れて進んでいくのか、中国や北朝鮮の動きに発展するのか、経済と体制をメリットを優先し別対応することで2つの経済圏を往来する大国が体力をつけていくのか、連日専門家がさまざまに解説しています。

 

しかし、危機管理体制を具現化しておくこと、エネルギーや食料を今のままなるがままに任せるのか、小さな島であっても複数のルートを開拓したり依存度を下げる努力はできるかもしれません。今後本格化するグアム知事選では、そんな話題が争点になるといいのですが……期待できないだろうな。それは日本でも同じ、夏の参院選でも今国民レベルで議論されるべきテーマは避けるのでしょうね……😂。

 

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