2022年4月15日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

ミシガン州にある介護施設のドカティヘルスケアサービスは、パンデミックによる人材確保の難しさから、ミシガン州で高齢者介護に従事する意思のある人を最大25名までグアムで募集することになった。ドカティヘルスケアサービスは、4月18日(月)午前9時半から11時半、午後3時半から6時まで、ヒルトングアムリゾート&スパで、就職説明会を開催する。同社は、ミシガン州で8つのウッドランドテラスの老人施設とシニアリビングコミュニティーを展開している。

 

最高経営責任者のドカティ氏は24日、同社がグアムで介護士を募集するのは初めで、観光産業で多くの人が職を失ったままであるため、15人から25人が採用される可能性があるとしているとし、「グアムの人々にとって良い機会だと思います」と述べた。応募資格は、高卒で米国市民権かグリーンカードを持っていること。同社の看護師長メアリー・ドッカーティとともにジョブフェアのために来島するドカティ氏は、応募者はジョブフェアに履歴書と身分証明書を持参するだけでよい。採用されると、応募者によっては、1週間から1ヶ月のトレーニングが必要になり、採用された人のミシガン州への旅費は同社が負担する。

 

COVID-19の大流行が始まって以来、介護付有料老人ホーム業界はスタッフの確保が難しくなっている。ミシガン州は本土の多くの州と同様、介護付き住宅の求人を満たすだけの労働者がいないという。

 

なぜグアムなのか?

同社がグアムでの人材募集に注目したのには特別な理由がある。第一に島の観光産業がパンデミックによって壊滅的な打撃を受け、回復し始めてはいるが、いつパンデミック前の水準に戻るかは未知数であり、グアムの失業率は約8%で全米の失業率3.8%よりかなり高いこと。

 

第二にグアムの人々は一般的に非常に思いやりのある人々であり、これは、急速に増加する高齢者向けの介護施設において介護士にとって最も重要な資質であること。第三に同社によると、アシステッドリビングはグアムには存在しないこと。

 

同社はグアムでは65歳以上、75歳以上、85歳以上の年齢層が劇的に増加しているため、いずれはグアムにもアシステッドリビングコミュニティができるだろう」と述べています。そのため今回採用する人たちは、グアムでこの産業を始めるのに適した人材になるだろうとしている。

 

詳細については、同社(timothy@dockertyhealth.com)またはドカティヘルスケア採用コンサルタントのテッド・ルイス(theodorelewis@yahoo.com)まで。

 

プエルトリコでも募集も開始した同社は、ミシガン州には美しい春、快適な夏、色鮮やかな滝、世界中からウィンタースポーツ愛好家が集まる冬の遊びなど、地球上で最も景色の良い場所がたくさんあると述べている。


広い視野と柔軟な発想で
ピンチをチャンスに!

 

新しい土地で新しい生活を始める際、仕事だけでも決まっていると安心感があり、再スタートが楽ですよね。コロナ禍でグアムから日本へ拠点を移した人の多くも仕事を決めてからの撤退でしたので、新たなスタートもスムーズなようです。アメリカ本土での生活を希望する方には、今回のジョブフェアのニュースは、応募するかはさておき、視野を広げ考えるいい機会になりそうですね。

 

人生はさまざまなトラブルの連続、コロナや戦争まで起きているのですからなおさら。自分だけでなく家族それぞれの人生を考えると生活拠点を移すことができないケースもありますが、不安定で見通しが立たない今、現状に固執せず広い世界を見渡してみると違う世界が広がるかも知れません。幸いオンライン応募や面接は一般的になって、居住場所がデメリットにはならない環境が整っています。自分の人生を豊かにし、家族の幸せを願って人生設計を見直すいい時期かも知れませんね。皆さんの選択が実り豊かなものになることを願っています。

 

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