2022年4月18日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

2022年度上半期の入国者数が5万人を下回り、韓国と日本がCOVID-19による渡航制限を延長すれば、通年で10万人以下になる可能性もあり、グアムの観光回復への道は長いものとなる。グアム政府観光局(GVB)が金曜日に発表した速報データによると、10月から3月までの到着者数は、わずか48,576人にとどまった。直近の6ヶ月間の到着者数は、2017年から2019年のパンデミック前の約3週間分に相当。

GVB副局長や他の観光関係者は2019年度の160万人の記録的な入国者数に近づくには何年もかかるだろうと述べている。2020年度はCOVID-19のパンデミックが発生するまで好調なスタートを切り、到着者数は約75万2千人、2021年度は6万人強まで落ち込んだ。2022年度に入り、グアムは月間入国者数の増加を記録し始めたが、オミクロン株の拡大が回復の足枷となった。

 

今年度は10月から1月にかけて、実際の入国者数がGVBの月次予測を上回った。しかし、2月は16.4%、3月は15.5%、それぞれ予想を下回っている。全体として、2022年度上半期の4万8000人超の入国者は、GVBのデータに基づくと、2021年度上半期のグアムの1万5000人を上回った。3月の入国者数7,710人は民間航空便の入国者のみを反映しているとGVBは述べ、数日中に最終的な数字を出す予定。

 

GVBは現在、2022年度全体の入国者数を13万人と予測しており、ほとんどの航空会社が今期からパンデミック前のフライトスケジュールを再開することを期待している。GVB広報担当によると、今期はチャーター便は予定されていないがエアソウルが5月14日から週2便でグアムへのフライトを開始する予定。

 

入国者数
10月から3月までのグアムへの入国者数は、以下の通り。

米国・ハワイ州:28,104人。
韓国:8,091人
日本:2,900人
フィリピン 1,958人
台湾 131人
中国:106人
ロシア:37人
香港:19人

 

GVBの職員は最近韓国を訪問し、より多くの韓国人が再びグアムで休暇を過ごすことを奨励する取り組みの一環として航空会社の役員や他の旅行業界のパートナーと会談した。また、同局の職員は日本人のグアムへの旅行を促進するために、日本へも出張する予定。日本と韓国は、グアムの主要な観光資源であることに変わりはない。


観光再開に向けて
今すべきことを業界一丸となって。

先日ハワイの状況を伝えるニュースを目にしました。2022年2月のハワイ州への渡航者数は前年同月の23万5283人から63万647人と大幅に増加した(2019年同月比23.5%減)。日本からの渡航者の平均滞在日数は平均18.37日(同224.3%増)、日本人渡航者数は2019年同月比98.2%減の2181人。1人1日当たりの消費額は同16.8%減の202ドル(約2万5000円)、というものです。この数字を見る限り、限られた人だけが長期滞在しているというのが現状でしょう。ただし、ハワイツアーの販売再開を発表したことで、今後従来のようなパッケージ客がゴールデンウィークあたりから徐々に戻り始めるのではないかと思います。

 

グアムの数字を見ても在住日本人が約3,000人ですから、その人たちがこの半年で一度ずつ日本を往復したと思える数にとどまっています。ハワイのパッケージ販売再開に連動してグアムへの興味も増しているのは確かです。GUAMLOVERSやGUAM LABへの問い合わせも増えていることから、このあたりの動向をどう見て軌道に載せていくか、業界が一丸となって動くタイミングが迫っています。

 

韓国についても思ったほどの数字には届いていない印象です。韓国市場の動向を調査していると、グアムへの興味が急激に増しているものの、情報収集段階という感じ。関連ワードでのネット検索は間違いなく増えており、こちらは日本より一歩早く本格再開に動きつつあるようです。それぞれのマーケットの動向を正確に捉え、計画的な準備に入る時期のようです。

 

 

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