2022年5月6日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

2年前の公衆衛生緊急命令が6月3日に失効した後、さらに延長されるかどうかについて知事室は沈黙を守っているが、グアムはCOVID-19への緊急対応を終えている。

 

グアム保健省(DPHSS)によると、ティーザンの無料検査場は検査の需要が減少しているため、まもなく午前8時から11時の間に予定を短縮する可能性があり、6月までに閉鎖される可能性があるが、公共および民間のクリニックは検査を継続すると述べた。また、COVID-19ゲノムシーケンサーと廃水監視装置が、主要部品の入手にさらなる遅れがない限り、6月には稼働すると見込んでいる。さらに6月中旬までにはグアム州兵の動員が終了する予定。

 

クリニック、病院での抗体治療は継続
COVID-19のワクチン接種とモノクローナル抗体治療は、公立・私立の病院や診療所で継続される。抗ウイルス剤は特定の民間薬局で引き続き入手可能。コロナウイルスは、患者数や入院者数が大幅に減少しても、グアム住民はCOVID-19と共存する方法を学ばなければならないと、DPHSSの医師は述べた。

 

特に高齢者や免疫力が低下している人は、たとえそれがチャモロビレッジの屋外ナイトマーケットであっても、人混みではマスクを着用し続けなければならない、と言う。病院や診療所では引き続きマスクが必要であるとし、世界的な大流行が終わったという宣言は出ていないと付け加えた。パンデミックが存在する限り、DPHSSはマスクの着用を推奨し続ける、と繰り返した。

 

グアム知事は室内マスク義務化の解除を発表した際、パンデミック後の新しい日常がどうなるかを示した。「もし私たちが病気になったら、家にいて自分の健康に対処することを忘れないように。もし、体調が悪くても、症状があれば、手を洗い、マスクをつけ、距離を置くことを忘れないでください。私たちがこれらのことをするのは、訓練を受けているからではなく、愛する人のため、そして私たちのコミュニティ全体のためにすべきことだと知っているからです」とグアム知事は言う。

 

当局は引き続き、完全なワクチン接種とブースターショットを促している。DPHSSによると、米国のいくつかの地域では、新たな感染者の増加が見られ、室内マスクの義務付けを復活させるよう促しているとのこと。グアムは通常、全米州やハワイに続き、約4〜6週間後に同じ傾向を示す。

 

煩瑣な手続き
25万ドルのゲノム解析機とCOVID-19ウィルスを検出する排水監視装置がグアム島にあるが、使えるようにするための必要な必要な消耗品や部品がない。当初予算化されていない追加物資が必要な場合、DPHSSは連邦政府の助成機関に予算修正を依頼しなければならず、その後、予算管理調査局や他の機関に発注する手続きに戻ることになる。「このような連邦政府の助成金を扱う場合にも、規定の役所手続きがあるのは残念なこと」とDPHSSは述べる。ゲノム解析機はCOVID-19の変異体を特定する。排水監視装置は、排水中のCOVID-19ウィルスの定量監視に使用され全米で使用されている。

 

病院到着時死亡確認2例
到着時に死亡が確認されたCOVID-19関連の患者をさらに2例報告された。これにより、グアムのCOVID-19関連の死者数は2020年3月以降、合計355人となった。

 

グアムの7日間の陽性者平均は30人。火曜日には68人に上がったが、土日は検査場が限られているので、月曜日の検査需要が増え、火曜にまとめて報告されることが多い。DPHSSは、イースターの集まりやチャモロビレッジのウェンズデーナイトの再開など、大きな公共イベントにも注意を払っている。このような大きなイベントの後、患者数の増加が見られるまでには、通常2週間のタイムラグがある。グアムの7日間の平均入院率は2.5%で、10%の基準値よりはるかに低く保っている。


期待される6月からの、
日本の水際政策緩和の可能性。

岸田総理大臣は、訪れているイギリスで連休後の感染状況を見極め、水際対策を含め新型コロナ対策を段階的に見直すと語ったようです。主に、G7(主要7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう、水際対策の緩和に触れました。G7並ということは、フランス、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダなどに準じた対応ということになるのですが、G7諸国の現在の水際対策はというと、

アメリカはワクチン3回摂取で一日前までのコロナウイルス陰性証明書
– フランスはワクチン接種歴より異なるものの、ワクチン摂取完了者はコロナウイルス陰性証明書を求めていない。
– イギリスは、ワクチン摂取証明もコロナ陰性証明も求めていない。
– ドイツはワクチン接種証明書、新型コロナウイルス陰性証明書提示。
– イタリアはワクチン接種証明書
– カナダはワクチン摂取完了者は新型コロナウイルス陰性証明書不要。

 

ワクチンの種類や回数など詳細については個別に制約はありますが、日本との大きな違いは到着時にPCR検査がないということのようです。推測ですが、ワクチン完了者に入国時PCR検査免除あたりに落ち着きそうな気がします。そうなれば、日によって、タイミングによって入国時に要している煩雑な手続きや待ち時間が緩和されることになるでしょう。ゴールデンウィーク明けのリバウンドが影響しないことを願うばかりです。

 

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