2022年5月25日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

過去最高値のガソリン代に加え、グアムでは食費も値上がりしている。食料品の中には、わずか1年前に比べて24%から49%近くも高くなっているものもある。アガニアハイツに暮らすサブランさんは、「今日、家族を養うのは難しい」と語った。食費の高騰で暮らしが圧迫されているのはサバランさん家族だけではありません。最新の四半期消費者物価指数によると、グアムの食料品全体の価格は、前年の第1四半期と比較して12%上昇した。統計計画局(The Bureau of Statistics and Plans/BSP)が発表した2022年1月から3月までの最新のCPI報告によると、食品指数ポイントは2021年第1四半期の151.2から2022年第1四半期の169.4へと上昇。

 

油脂と総称される調理油と類似の品目が最も高く跳ね上がり、48.8%増となった。牛肉の価格は31.4%、魚介類は24%上昇。つまり、ステーキや魚介類だけでなく、油を使って調理したものは、他のメニューよりも大きく値上がりしており、その値上がり幅は1年前よりもさらに大きくなっている。また、外食は1年前より12%高くなっている。

 

「食料品やガソリンだけでなく、電力や水道なども決して安くない。電化製品を使わないときは電源を切ったりしてコストを削減することを心がけています」とサブランさんは言う。

 

卵は現在14.7%上昇。鶏肉やその他の鶏肉は13.1%高くなっている。パンやベーカリー製品、シリアル製品もそれぞれ9.8%、9%高くなった。野菜や果物も、それぞれ8.2%、5.2%値上がりしている。豚肉、乳製品、砂糖・菓子類、ジュース、ノンアルコール飲料も6.6%から7.8%値上がりしている。一方、アルコール飲料は1年間で最も値上がり幅が小さく、1.3%増にとどまった。

 

インフレのほかに、パンデミックと景気刺激策が需給に影響を与えた。消費者は品薄商品を追い求め、それがまた価格の上昇につながった。さらに、農家や労働者、輸送のコスト上昇など、コストを押し上げる要因もある。

 

グアム在住の経済学者、クラレット・ルアン(グアム大学教授)は先に、消費者は夏の間、ほとんどの商品の値段がさらに上がると予想されると述べた。金融専門家のデビッド・ジョン氏は、ほとんどの消費財のコスト増は下がらないが、食品やガスの価格は上がったり下がったりすると発言していた。

 

わずか47セントの価値しかない1ドル
グアムの最低賃金は、時給9.25ドルで、グアムでの1ドルの価値は、1996年の購買力に比べ、47セントにまで縮小していることが、BSPのデータで明らかになった。1年前は50セント、10月から12月までの先四半期は48セントに相当する。

 

ジェニファーさんは、いつも倹約しているが、物価の上昇に倹約が追いつかないという。2人の子供は現在それぞれ仕事を持っているので、住居費や光熱費などの援助を受けている。「外食も多いが、節約のため外食を減らすことを考えていす」と述べた。。

 

食料品の価格変動は、四半期ごとに測定されるものだけではない。電気や水道を含む住宅、ガソリン価格を含む交通など、その他7つの基本的な項目が調査されている。BSPのデータによると、グアム全体の消費者物価指数は5.8%の上昇。ガソリンや新車の価格を含む交通機関は、1年前と比較して19%上昇した。

 

レギュラーグレードの燃料は、2021年の第1四半期に1ガロン3.88ドルから4.42ドルになった。しかし、今年1月から3月にかけては、1ガロン4.89ドルから5.94ドルに上がった。現在は1ガロン6.19ドルで、グアムではこれまでで最高値を記録している。

 

最近、野党議員からグアム知事に対して、ガソリン価格などの上昇の影響を緩和するために、一世帯あたり300ドルの直接援助を増やすように求める声が上がっている。グアム知事は、22億ドルの連邦政府と地方の資金が、家庭と企業のパンデミックからの回復のために使われていると述べた。住宅費全体は1年前より2.8%上がっただけだが、電力分は11.3%上がった。

さらなる値上がり
先週、グアム電力公社は、電力料金の値上げ計画を発表している。


今朝再び、弾道ミサイルの
可能性があるものが発射!

目を背けたくなるような現実ですね。これがアメリカやヨーロッパの現状です。経済連携IPEF=インド太平洋経済枠組みの発足、クアッド首脳会合を終え帰国の途についたバイデン大統領、失言か真意かどうかわかりませんが台湾有事への踏み込んだ言及、日本が防衛費増額への発言するやいなや、中国軍とロシア軍の爆撃機が日本周辺の上空を編隊を組み共同周回飛行。そして先ほど北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されるなど、対立国の威嚇が続いています。

 

このインフラ傾向が今後どうなるのか、どこまで続くのか混沌とした世界情勢では、不確定要素が多すぎて予測しろというのが無理な話なんじゃないかと素人でも思ってしまいます。アメリカ本土やヨーロッパでは治安の悪化も目立っているようなので、グアムでも注視していくことが必要でしょう。
グアムは小さなコミュニティー、問題が顕在化する前に打てる手立てを行政は探ってほしいですね。

 

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