2022年6月8日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

韓国の旅行会社ハナツアーの地域企画リーダーであるジン・ジュ・リーは、最近この島を訪れた韓国人観光客から寄せられるコメントの多くが「グアムは以前と同じではなかった」ということだったと語った。「シャトルバスが走っていない、レストランがない、買い物をする場所がない」という内容であると、火曜日の朝、ハイアット・リージェンシー・グアムで開かれた観光復興フォーラムで述べた。

 

「Get Guam Going」フォーラムは、グアムの中小企業への情報提供や支援活動を目的とした、新しいグアムトラベル&ツーリズム協会が主催する最初のイベント。韓国と日本からの観光復興に関する情報を提供したこのイベントは、バーチャルで配信されたが、ホテルのボールルームにも数十人の参加者が訪れた。

 

パンデミック期間中は渡航制限のためにほとんど停止していたグアムの観光産業だが、帰国者の検疫制限を緩和した韓国を中心に、より多くの観光客が到着するようになった。2021年5月には100人未満だった韓国からの観光客が、先月は約5,400人到着している。

 

フォーラムの冒頭で挨拶したテノリオ副知事は、「グアムの観光は、非常に急速に、そしてポジティブに進んでいる。グアムは拡大する需要に対応するため、素早く再開するという課題に直面することになる。最悪の事態は過去のもの、グアムは大胆なステップを踏む必要があり、食事やアトラクションを楽しむことを期待されているため、オープンしていなかったり、利用できなかったりするような状況は避けたいのです」と述べた。

 

航空会社
ユナイテッド航空のマネージング・ディレクター、シノハラ氏は「日本市場には良い兆しがあり、完全な予防接種を受けていれば、容易に好きなように行き来することができます」 と述べた。ユナイテッド航空は日本の旅行需要をモニターしており、最終的には日本の他の地域からの直行便を再開するなど、市場にキャパシティを戻すために働いているとし、「まだ日本への渡航が完全に再開されたわけではありませんが、予約は上向きになってきており、そのような兆候を受け、先日大阪便の再開を発表しました」と述べた。大阪便は週3便、成田便は7月から週14便に増便される予定。

 

シノハラ氏は訪問中のオーストラリア・シドニーから、バーチャルでフォーラムに参加。オーストラリアでは人手不足のため、シドニー空港の保安検査に長い列ができ、空港や市内の売店やレストランが閉鎖されているという。

 

「グアムが人々を迎え入れるにあたり、同じ状況にならないように、さまざまな場所から教訓を得ています。グアムを観光地化するために、私たちは協力し合わなければなりません。バス路線を復旧させなければならない。そして、小売店やレストランをフル稼働させなければならないのです」と述べた。

 

スタッフ不足
フィッシュアイマリンパークのゼネラルマネージャーであるGTTA会計の谷氏は、自社が人手不足と欠員を埋めることができないことが課題であると述べた。求人に応募する人は少なく、応募してきた人が面接に来ないこともあり、64の欠員が続いているという。また谷氏は、グアムと競合するハワイや沖縄の観光地は、より回復しやすい状況にあり、ハワイはすでにCOVID導入前の観光客数の約80%を回復していると述べた。これらの観光地は主に国内旅行者に依存している。

 

欠点
さらに谷氏は、円安のため沖縄はグアムより安いバケーションになるとも指摘した。ハナツアーのリー氏は、グアムの長所として、韓国からの飛行時間が短いこと、様々な価格帯のホテルがあること、「他に類を見ないエメラルドの海」を挙げたが、欠点としては、「単調な観光地」、「公共交通機関が不便」、「ナイトツアーがない」などを説明した。さらに韓国からの観光は、高い燃油サーチャージと東南アジアの再開にが影響しているとも述べた。グアムへのアドバイスとしては、出入国手続きの簡素化、公共交通機関の活性化、燃油サーチャージへの対応、各種オプショナルツアーの実施、リピーター向けの新商品の用意などを挙げた。


難しい局面が続く日々で、
心を癒されたエリザベス女王のお茶会

 

私たちGUAMLOVERSもオンラインでフォーラムを聞いていました。韓国マーケットについては回復軌道にある旅行者のファミリー層の割合が減っているというのが数字でも明らかでした。また、ハワイ、沖縄との比較でグアムの回復が進んでいないこと、類似のアクティビティの値段を比較するデータなどが示されたり、参考になる資料もありました。それぞれの事情があるでしょうが、具体的な再開計画を組んで少しずつでも進んでいければいいですね。

 

他方、ウクライナ戦争やミサイル発射をはじめ、気持ちが晴れないニュースが続いていますが、エリザベス女王在位70年祝賀イベントは心温まるニュースでした。くまのパディントンとお茶をするエリザベス女王の映像は微笑ましく、なんだか心が癒されました。英国ならではのユーモアなのかもしれませんが、お気に入りのバッグからパンを取り出すというシチュエーションには市民の気持ちに寄り添う姿勢の表れのようにも感じました。

 

一方、日銀総裁の日本の家計が値上げを許容しているような発言、後に陳謝したようですが、値上げをさらに押し上げるであろう1ドル133円台になった円安の進行と同じようなタイミングで耳にすると、なんだか国民を突き放したように感じた方も多いのでは?日本経済を牽引する輸出企業にとっては有利なので、日本経済全体としてデフレからの脱却もでき懸念することではないのかもしれませんし、さらに、GDPを押し上げる要因にもなるのでしょうが、日々お買い物に出かける国民目線の発言ではないように感じて「聞いた瞬間、そんなこと言っちゃうんだ」とビックリしてしまいました。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたじけします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!