2022年6月10日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

チャモロ・アフェアーズ(Chamoru Affairs)のメルビン代表は、経費が増加し、財政的に苦境に立たされていることから、チャモロビレッジの業者の家賃の値上げを検討する必要があると述べた。木曜日の予算公聴会で、チャモロ・アフェアーズの収入のほとんどは、チャモロビレッジの家賃とウェンズデーナイトマーケットの出店者から集めた手数料でまかなわれていると説明。また、長年コミュニティの中心的存在であるこの会場は、もともと1990年代にビジネスインキュベーターとファーマーズマーケットとして構想されたものだと付け加えた。

 

また、「ビジネスインキュベーターはコンセプト的には素晴らしいのですが、現実には、レンタル料がとても安くなると、そのコストがそのまま消えるわけではなく、政府から補助金をもらっていることになります。しかし、その運営を維持するために発生する諸経費や経費は増えています。つまり、あらゆるものが値上がりしたのです」と述べた。

 

チャモロビレッジはパンデミックで2021年度まで閉鎖され、業者は共益費のみを支払えばよかったが、光熱費や警備などの契約上のサービスを支払う必要がなくなったため、事務局は依然として14万8000ドルの利益を上げていることが、公共説明責任局の監査で明らかになっている。2019年度、村は6,000ドルの赤字で運営されていた。

 

同時に、チャモロ・アフェアーズは資金不足で2つの部門、CHamoru辞書を作成したResearch, Publications & Trainingと、Guam Archiveが閉鎖している。

 

チャモロビレッジの家賃を上げる試みは過去に失敗しているが、劣化した施設を改善することを望んでいる。侵入につながった安全でない窓やドア、雨漏りのする屋根、電気系統の問題、少なくとも1件の訴訟につながった危険な通路など、業者施設の多くの主要な問題を改善するための補助金を求めている。2016年に開催されたFestival of the Pacific Arts and Cultureのために建てられたコンクリート製の小屋の一部を囲い、常設の屋台にすることも助成金によって可能になる予定。水道管の大規模な修理も完了させる必要がある。チャモロ・アフェアーズは、一般資金から178万ドル、特別資金から285,997ドルを含む、約2023年度の約200万ドルの現状維持の計上を要求している。

 

グアム博物館
グアム博物館も、施設のアーチの一つを修理する必要があり、構造的には問題ないものの、博物館内に水漏れが発生しているという。チャモル・アフェアーズに支払われたアメリカン・レスキュー・プラン(ARP)の約180万ドルは、博物館の物品保存に必要な空調装置の修理に充てられる予定。

 

ARPの資金は、博物館が夜間や週末に収益を上げるイベントを開催できるよう、アシスタントの増員にも充てられる予定。また、現在週4日、午前10時から午後2時に限定されている通常の見学時間を延長することも検討している。


施設の新設にはメンテナンス、
改修計画も
立てて進めることが大切?

物価の高騰に伴い、オフィスの賃料も値上げが続いているようです。電気代なども上がっているので会社の維持費も増える一方。そう言う流れの中ではチャモロビレッジの賃料値上げはやむを得ないのかもしれませんが、観光業再開の牽引力になる施設で、また起業家のスタートアップを支援する意味でもそこは避けることができればと思います。新しいビジネスを手がける人ができるだけ負担を少なくスタートできる場所でもあるのですから……。

 

今日の別の記事で、ビーチなどの公共のトイレの修繕予算の話題がありました。チャモロビレッジだけでなく、さまざまな公共設備の老朽化や故障も目立つようです。グアムには今後、新しい施設の計画もあり楽しみではありますが、しっかり完成後のメンテナンスも頭に入れて、いつも快適に安全に使える施設として維持し続けることが大切そうですね。

 

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