2022年7月2日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

金曜日にリーガロイヤルラグーナリゾートで開催された、グアム労働局と知事室の共催による全島就職フェアには、仕事を求める2,000人以上の市民が参加した。何百人もの人々がホテルのボールルームと外側の通路を埋め尽くし、建設、飲食サービス、軍事、小売、金融、ホテル・宿泊、通信などの産業にわたる90の雇用主が提供する500以上の求人へ応募した。

 

グアム知事は観光業が再開し、韓国からの観光客が増え、ビジネスを展開する上で、従業員が必要だと述べた。また、このジョブフェアは、家庭の経済的な安定を支援する機会でもあり、高校や大学を卒業した人たちが社会人になるきっかけにもなる。

 

デデドに住むサマラ・クルスさん(22歳)は、ジョブフェアを高く評価し、自動車業界で仕事を探しており、自動車業界で、より高い報酬の仕事を求めているのだという。彼女は1年前に小売の仕事を失った。「ここ数年、多くの人が失業しているので、これはとても素晴らしいことです。これはいい機会だと思います」と述べた。


選択肢が多い今こそ、
人生をともにする仕事選びもできる?

今回のジョブフェアが多くの人の雇用を生み出すことを願っていますが、採用担当側の話を聞くとなかなか思うようにはいっていないようです。2年半止まっていたビジネスを動かすには専門分野でのスキルが求められるケースも多く、それらの労働者はパンデミック初期に島外へ移住している人が多かったり、エントリーレベルであれば企業で育てる時間を織り込まないといけないことになります。また、最低賃金の値上げやミリタリー関連雇用の高い時給の影響を受け、採用側の賃金形態や思惑と合わない場面も多いようです。

 

物価高騰が続く今、少しでも給与水準が高いところへ、と考える気持ちもわかりますが、多くの選択肢がある今、短期的な視点ではなく、中長期的にスキルアップでき専門性を高められる職場を見極める、という選び方も大切だと思います。いずれにしても今回のジョブフェアが多くの人の今後の人生を豊かなものにするきっかけになり、企業の継続や発展の礎となることを願っています。

 

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