2022年7月16日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

PHRケン・ミクロネシアのマネージング・ディレクターで、グアム政府観光局理事長のミルトン・モリナガ氏は、「多くの韓国人がグアムに来ていますが、日本人は、まだ、とても少ないです」という。GVBの最新の到着情報によると、5月のグアムには韓国から9,947人、日本から1,137人。ちなみに2019年5月のグアムは、韓国から58,276人、日本から41,989人の訪問者を受け入れた。

 

スタッフ
旅行者数がパンデミック前の10%未満であるため、グアムのホテルはまだ完全にスタッフが配置されておらず、通常運営されていない。「ホテルやレストランは営業しているところもありますが中には、時間が限られていたり、まだ休業しているところもある。また、週7日営業ではなく、週2回、3回の営業となっているところもある。

 

ホテルは需要に応じて、段階的に雇用を増やしていくことになるのだという。ケン・ミクロネシアは、椿タワー、ホテル・ニッコー・グアム、ハイアット・リージェンシー・グアム、パシフィック・アイランド・クラブ・グアム、ヒルトン・グアム・リゾート&スパ、リーガロイヤル・ラグーナ・グアム・リゾートの管理会社で、島のホテル総客室の約36%を占めている。

 

「人をたくさん雇うことはできないし、観光客が戻ってこなければ出費がかさむ。だから、タイミングを見計らう必要がある。トレーニングも必要で、トレーニングもせずに第一線に立たせるわけにはいきませんから、トレーニングは重要です」という。つまり、ホテルが負担できる範囲内で、段階的に従業員を雇用し、トレーニングしていくことになる。

 

「9月まで続く観光客向けの無料PCR COVID-19検査は、グアム旅行をより手頃なものにし、無料検査は日本市場でも宣伝されており、今すぐ行けるという非常に前向きなメッセージです」と述べた。現在、日本人観光客は、3回のワクチン接種を受け、空港でCOVID-19の検査で陰性であれば、検疫なしで日本に帰国することができる。条件を満たさない場合は、最長で7日間、自宅で検疫を受けなければならない。日本政府は現在、1日の入国者数を2万人に制限している。

 

韓国のパンデミック対策はより緩やかで、ワクチン接種の有無にかかわらず、出国2日前のPCR検査で陰性であれば、すべての入国者に検疫を免除することを認めている。5歳以下の子どもは、韓国に帰国するための検査は必要ない。

 

日本からグアムへのユナイテッドの航空便は、大阪、名古屋、福岡の便が復活し、日本人のグアム入りが容易になりつつある。日本航空が8月に再開する予定なので、良い方向に向かっているが、すべてはタイミング次第で、準備をすすめている。

 


コロナ、物価高騰、円安を克服する
グアムの魅力をアピール?

韓国旅行者に人気のホテルだけが人の往来があり、ミリタリーのトレーニングなどがある時期になれば一気に賑わいを増す、という状態がこの半年ほどの状態です。レストランも曜日や時間帯を決めての営業がほとんどなので、出かける前に調べてから行くというのがお決まりのパターンになっています。仕入れやスタッフ配置を考えると利益が見込める時間や曜日を決め込まないと、以前の営業体制で再開するとマイナスが出続ける、というのが実情です。

 

パンデミック禍で国内マーケットへ迅速に移行して観光業のダメージを最小限に抑えたハワイ、物価高騰をそのまま価格転嫁できる層へマーケットを広げコロナ前の8~9割まで回復しているようですね。羨ましい〜。昨日は1ドル139円まで円が急落、グアムは日本のマーケットに対してはコロナ、物価高騰、円安という3つの逆風をクリアしないと本格的な回復の軌道には載せられないかも。夏休みまであと数日、少し動きが出そうなので注意深く見守っていきたいと思います。

 

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