2022年7月19日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム教育省(GDOE)は、次年度、新しい方法とすでに実施されている方法を組み合わせて、生徒のメンタルヘルス問題に取り組む。「私たちは、学校単位の行動衛生プログラムとして、限られた専門的な人材でどのように生徒にアプローチするかを考えています」と、主任学校心理士であるセペダ氏(Nadine Cepeda)は述べた。

 

2021年11月に生徒が対面式の授業に戻ると、異なる学習形態の急激な変化により学習意欲が低下し、対面式の交流がないことが生徒の精神的な負担となったことが報告されている。セペダ氏によると、学年が終わる前に、メンタルヘルス評価の数が以前と比較して大幅に増加したという。

 

増加したアセスメント
担当校のひとつであるジョン・F・ケネディ高校では、5月だけで14人の生徒のアセスメントを行わなければならなかった。学校に戻ると課題に直面し苦労している生徒、あるいは学校に戻れずにいる生徒がもっといるはずとしている。成績が落ち、不安を抱え、学校に来たくない、あるいは来るのを拒否している生徒は確実に増えている。

 

引き金となるもの
今年、特別支援教育の副校長であるトム・ババウタ氏は、何が生徒の引き金となり、何がその影響を軽減させるのか、どうすればその兆候を捉えてできるだけ早く介入できるのかを理解することを重視しようとしている、と述べている。

 

6月に開催された3日間のイベントを含め、彼らの仕事とトレーニングの多くは、社会的および感情的な幸福、生徒の再統合、危機介入、デエスカレーション、懸念される行動の理解に焦点を当てたものだった。「できるだけ多くの人に情報を提供し、より多くの人が懸念される行動やさまざまな指標に気づき、より多くの人が対応を開始できるようにしようとしています」としている。


行政へのアクセスが困難な支援で、
学校は唯一個々に容易にアクセスできる
貴重な場であるということを忘れず。

 

夏休みも後半に差し掛かり、8月に入ると続々と新年度のスタートを迎え、街にスクールバスが行き交う光景が戻ってきます。パンデミック禍でイレギュラーな学校生活を余儀なくされた子供達が孤独を感じたり、環境の変化についていけなかったりしても不思議ではありません。大人ですら先行き不透明な中での生活の変化に、モチベーションを保ちつつアジャストしていくのは至難の業です

 

昨日はメンタルヘルスの新しいダイヤルを「グアムの朝刊」で紹介しました。このようなサービスに頼るだけでなく、個々の生徒と接点が持てる学校はそれぞれの生徒とアクセスできる絶好の機会であることを認識して、細部にわたってきめ細かく子供達をフォローしてほしいですね。パンデミック禍の対面授業が長期に渡り停止したことで学力の低下という面もあるかもしれませんが、子供達の可能性を伸ばす、未来へ希望が持てる、新しい挑戦へ踏み出す勇気を後押しするサポートを強化してほしいと思います、

 

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