2022年8月12日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

日本人学校に通う生徒たちは、7月にグアム大学アイランド・サステナビリティ・センター(CIS/Center for Island Sustainability)とシーグラントの代表者と国連の17の持続可能な開発目標(SDGs/サステナビリティ)についてディスカッションを行った。また、SDGsへの認識を高め行動に移すために、グアム・グリーン成長(G3)プログラムについても学んだ。

 

国連は持続可能な開発目標について、2020年から2030年までを行動の10年とし、持続可能で公平、かつ豊かな未来を手に入れるために、世界中でこれらの目標を達成するための期間であると述べている。ディスカッションが終わると、生徒たちは自分の考えを文章で発表するよう求められた。

 

中学1年生のレヴィは、「私たちの周りで何が起こっているのか、それに対して何ができるのか、これらの問題を解決するために何がすでに行われているのかを教えてもらい感謝しています」と述べ、中学2年生のカレンさんは、グアムの太陽光発電による交通機関について「日差しが強いグアムにはとても適していると思いました」と感想を述べた。


メリットとデメリットを学んだ上での
全方向的議論がされますように。

 

持続可能な社会の実現に努めたいところですが、負の側面についてもしっかり洗い出し、議論し、認識を深めて最適な方向性を見出してもらえるといいですね。耐用年数が30年ほどの太陽光パネルは、日本だけでも2040年には80万トン超という膨大な量の廃棄パネルが生じる見込みのようです。セレンやカドミウム、鉛といった有害物質が多く含まれるパネルは廃棄コストも高く、不法投棄が横行すれば、土壌汚染の影響は計りしれないと言われています。

 

そんな問題から化石燃料からの脱却を目指し大量に製造された使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルの技術開発の開発も進められているようですが、電極とシリコンを強力に固めたソーラーパネルはリサイクルが難しいようです。そうなると最終処理技術やリサイクル方法が確立する前に先行して廃棄時期を迎えることなるのではと心配になります。

 

グアムでもマンギラオ地区で開発が進む太陽光パネルが水源に悪影響を与えているようなことがニュースになっています。再生可能エネルギー事業が環境破壊につながっている懸念もあり、しっかりと科学的に検証して長期的で安定的なインフラ整備へと進んでほしいと思います。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願さいいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!