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2022年8月30日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム税関検疫局長のアイク・ペレド氏によると、グアムには北マリアナ諸島から中国人が不法に入国するのを手助けする人々がいることが判明したが、より多くの住民が不審な上陸に関する情報を提供しており、新たな密入国者に対する抑止効果となっていると述べた。

 

グアム警察の広報担当官ベルリン・サヴェラ氏によると、月曜日、41歳のシャオ・ファン・スンと49歳のガニュイ・リーは、通関要件を満たしておらず、荷下ろし場所が無効であるという疑惑で逮捕された。両者とも矯正局に収監され審査が行われる予定。

 

税関と警察は不法入国の疑いのある他の人たちの所在を突き止めるための努力を続けている。「不審船に関する情報は数多く寄せられており、9隻の不審船に遭遇、それらの船を押収することができました」と、ペレド氏は述べた。グアムに来る中国人の多くは、到着したらどこに泊まるかわからないと捜査官に語ったというが、ペレド氏はそうではないと信じている。多くの人は携帯電話を持っており、捜査官は連絡先を見て、「この人は、グアムに来たら、おそらく援助しようとする人だ」と判断することができるという。不法入国者が来ると、誰かが迎えに来るという事件もあった。逮捕者が出ていることは不法入国を考える人に対して抑止力になりつつある。また、中国人を連れてきた業者も逮捕される。

 

移民法を管理・執行するのは、地元の法執行機関ではなく、連邦政府当局である。しかし、中国人はCNMIビザ免除プログラムにより、すでに米国への入国許可を得ている。彼らはグアムへの渡航許可を持っていない。

 

地元当局は、グアムにボートを陸揚げするために必要な書類や手続きに関するグアムの法律を施行することができる。「第一に出発地からの一般申告が必要です。つまりサイパン政府から出国許可を得る必要があるができていないのです。さらに乗客名簿や貨物名簿も必要。グアムには、公式に船を停泊させることができる場所が3つしかなく、それはアガナボートベイスン、アプラハーバー、アガットマリーナの3つです。彼らはすべて、それを遵守していないのです」としている。

 

グアム知事は最近、不法入国者の増加に対処するため、多機関からなるタスクフォースを組織した。不審な行動は、グアム税関検疫所(671-642-8071)またはグアム警察(671-475-8615)に報告するよう呼びかけている。


日々悠々とアメリカ国境を通過する
中南米からの密入国者、
バイデン政権には早く手を打ってほしいです。

先日、不法移民の急増に苦慮しているテキサス州など南部の州がニューヨーク市と首都ワシントンへバスで移民を送ったことがニュースになり、マンハッタンのポートオーソリティに到着した不法越境者の映像は記憶に新しいところです。アメリカとメキシコの国境を悠々と歩いて越える中南米からの不法移民の姿もこの一年ほど何度となく報道で目にしてきました。
米国に不法入国し身柄を拘束された人数(不法越境者数)は21年度(20年10月~21年9月)がなんと165.9万人、統計を開始した1960年以来で最高の数となっているようです。人道的な観点から不法移民に対して寛容と言われるバイデン大統領が就任以降の増加が顕著で、史上最高を更新する可能性が高いようです。

 

現政権はなぜ不法移民を受け入れ続けるのか疑問でなりません。ニューヨークなどのリベラルな都市と南部の保守的な州で軋轢も生まれ、対立することも懸念されます。それが、ワシントンD.D.やニューヨークシティへの訃報越境者の移送につながっているようです。

 

一方グアムでは厳重に取り締まる姿勢を見せていることには大歓迎です。アメリカが移民国家とは言え、国際環境が複雑化する中で、想定外の思惑が秘められていることもあるかもしれません。越境の真意はわかりませんが、グアムの治安や秩序を守るためにも厳しく取り締まって欲しいですね。

 

 

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