建設予定地の海岸エリア

2022年9月25日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

タモンの旧ロイヤルパームス・ホテル跡地に建設予定の913室のホンホイ・タモン・ベイ・ホテル(Honhui Tumon Bay Hotel)の開発者は、ゾーン変更、高さ、密度の可変性、およびプロジェクトの暫定開発計画の政府承認を求めている。

 

このプロジェクトでは、景観の良い歩道がつながった2棟のタワーホテル、ウォーターパーク、5階建ての駐車場を建設することになっている。ホテルゾーンの規則によると、提案されているホテルは、7エーカーの土地に対して大きすぎるとのこと。

 

2021年7月、RIM Architectsの上級副社長であるBrent Wiese氏は、このプロジェクトについて初めて公にし、ホテルの37階建ての北側タワーは、島で最も高い建物となり、高さは492フィートになると述べている。31階建ての南側タワーは、高さ420フィートになる。

 

マタパンビーチに近いこの物件は、ホンウェルグループ台北の子会社であるホンホイグアムLLCが所有。Wiese氏によると、これは同社にとってこの地域で初めての開発だという。ビーチフロントの敷地には、かつて地震で被害を受けたロイヤルパームスが建っていたが、ホテルは駐車場を除いて解体・撤去された。

 

新しいオーナーは、古い駐車場を残して改修することも考えていたが、代わりに同じ場所に5階建て、787台の駐車スペースを持つ新しい駐車場を建設することにした。ホームレスのたまり場や不法投棄の場所となっていた古い車庫の取り壊しが先週から始まった。

 

提案されているプロジェクトは、2つの高層タワーからなる高級リゾートホテル計画で、タワーは5階建で連結され、広い客室とデッキを備えたユニークな建築形式となると、最近グアム土地利用委員会に提出された申請書には記されている。オーナーはこのプロジェクトは、観光産業全体にとって有益なもので、この施設に適切なスタッフを配置するために900人の従業員を必要とすると予想、グアム島の労働市場に大きなプラスの影響を与えるだろうとしている。

 

ゾーニング変更の必要性
土地使用申請書によると、プロジェクト用地の一部は現在、住宅用地として割り当てられているため、ゾーニングの変更が必要。このプロジェクトでは、合計13の異なる土地をホテル用地として1つに統合すると申請書には書かれている。

 

高さ制限の申請では、ホテルのタワーは、現在の規則でホテルゾーンに認められている高さより348フィート高くなるため、高さ制限が必要である。建物の最高の高さは、その敷地の広さによって制限される。ホテルの敷地面積はおよそ882フィート×563フィートに対して、建物は144フィートに制限されている。

 

開発者は、デュシタニを含む他のホテルが許可された高さが約267フィートであることを指摘した。ホテルの高層化は敷地内のオープンスペースを増やし、より大規模なウォーターパークを可能にすると申請書には書かれている。

 

隣接するウォーターパークには、「レイジーリバー」、「チューブラピッドリバーラン」、スイムアップバー、インタラクティブな機能を備えた洞窟、インフィニティエッジプールが設置される予定。ウォーターパークの脇には、ビーチにアクセスするための小道が設けられる予定。また、現在の土地管理局の要件では、913室のプロジェクトが276室に制限されるため、密度分散が必要であると申請書は述べている。申請手続きはまだ初期段階にある。

 

アクション待ち
土地利用委員会がタムニング市長室と連携して最初の公聴会を開くには、政府の申請審査委員会がこの申請を審査する必要がある。その後、タムニング市計画審議会(Tamuning Municipal Planning Council)は、土地利用委員会に提出し最終承認を得る前に、申請書に関するパブリックミーティングをさらに2回開催する必要がある。

 

ホテルゾーンの土地に提案されたすべての開発計画は、土地利用委員会と複数の規制機関からなる申請審査委員会の審査を経て、政府が承認した暫定的な開発計画が必要。2016年のグアムの法律では、土地利用委員会は、300万ドル以上のプロジェクトの申請を検討するために、影響を受ける村の市長を含む「ハイブリッド」委員会を結成することが義務付けられている。開発者はプロジェクトの総コストに関する情報を提供しませんでしたが、ハイブリッド委員会の基準である300万ドルを超えているとされている。

 

「何十年もゴミ捨て場となり、ホームレスや麻薬の巣窟となり、観光客や住民の目障りとなっていたこの土地が、ようやく生産的で美しい施設に生まれ変わることに興奮しています」と、Wieseは土地利用委員会への書簡で述べてる。

 


美しいタモンの環境を配慮して
素敵な施設の建設が進みますように。

 

今日の「グアムの朝刊」で取り上げた建設予定地は、美しいビーチが広がる海域に面したエリアにあります。タモン湾と一言で言っても、白砂の大きさや海底のコンディションはまちまち。熱帯魚の生息地や亀やマンタが出現するエリアにも違いがあるようです。このエリアの海中はよく知りませんが、ビーチの白砂は美しい場所です。ここに素敵なホテルができるのは喜ばしいですが、タモン湾の環境に影響を与えず工事が進むことを願います。

 

今日は日曜。朝から北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイル発射のニュース。日本のEEZ(排他的経済水域)の外側と推定されるとしていますが、弾道ミサイルは変則軌道で飛行した可能性があるということです。頻繁に行われる北朝鮮や中国の挑発的な行動、気になります。

 

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