2022年10月12日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

4児の母であるキャシー・アリオラさんは、ある月曜日午前7時半から午後5時近くまで、10時間近くかけてグアムの運転免許証を更新した。「実は、誕生日をそこで過ごしたんです」と彼女は言う。バリガダの歳入課税局での長い待ち時間に関するソーシャルメディアの投稿を見て、アリオラさんは雇用主に1日の休暇を求めた。

 

毎日が同じというわけではなく、1日200人以上いるときもあれば、それ以外の日は、ほとんど列がない日もある。運転免許証やグアムIDを取得するために何時間も費やす人がいる一方で、myid.guam.govで、オンライン予約をしたり、オンライン更新を申し込んだりすることができると、彼女は言う。

 

小さな一歩
担当者によると、早ければ来週にはレベニュー&タックス(Rev and Tax)内に3つのコンピューターステーション(キオスク)が設置され、オンライン予約や免許のオンライン更新ができるようになる予定。また、ミクロネシア連邦の国民が免許の新規取得や更新の際に必要とする無料の翻訳サービスもまもなく開始されると語った。「私たちは、このような小さなステップを積み重ねることで、当局のサービス全体が向上することを期待しています」としている。

 

アリオラさんは、最初はオンライン更新を考えていたそうですが、それには別途視力検査が必要です。眼科検診を受けるまではオンラインで更新を予定していたのですが、諦めました」と話す。担当者によると、Rev and Taxは近々視力検査コーナーを設置し、視力検査が必要な人の手助けをする予定。一方、運転免許証をオンラインで更新するためには、1年以内に受けた視力検査の結果が必要となる。

 

待ち時間の短縮
必要な書類をすべて持参すれば、待ち時間はほとんどなくなると想定している。しかし、いくつかの制限がある。火曜日の午前中の時点で、最も早い運転免許証の更新の予約は12月15日の午後12時30分となっている。Rev and Taxは、より多くのオンライン予約に対応できるよう、プロセスの改善に取り組み続けている。

 

シャーレーンさんは、3月にオンラインで運転免許証を更新したが、少なくとも4カ月後まで免許証が届かなかったという。担当者は現在のシステムが完璧ではないと認めた上で、「Rev and Taxはより良いものを作る努力を続けています。住まいにも、仕事にも、銀行にも必要なものですから、できる限りのサービスを提供したいと思います。」と語った。

 

プログラムもサービスも改善されたとはいえ、行列がひどい日もある。例えば、運転免許証の新規取得や更新のために、ある日は約9時間、翌日は1時間弱といった状態。免許証の取得には、当初4〜6時間かかるとしていたが、午後6時過ぎになると、Rev and Taxの従業員は、翌日にもう一度来るように指示した。そして、優先的に手続きをしてもらうために、午前8時にオープン前の午前7時半までに受付を済ませるようにと指示されたという。

 

コンピュータの無料利用
インターネットに接続できるコンピューターステーションは、自宅にインターネット環境がない、あるいは限られている人や、何時間も並んで待っている人に特に役立つ。行列に並んでいる人は、代わりにキオスクでオンライン予約をしておけば、また別の機会に来ることができる。COVID-19が流行した1年目には、Rev and Taxは連邦救済基金と地元の資金を使って168台の新しいコンピュータを購入した。

 

ミクロネシア連邦の翻訳者
Rev and Taxは、非営利団体Mañe’lu(元グアムのBig Brothers Big Sisters)と協力して、通訳が必要なミクロネシア連邦国民にサービスを提供できるように進めている。同庁とMañe’luの間の覚書の草案は、現在法的な検討中だという。

 

Rev and Taxは、運転免許証がないことが、仕事を探したり、公共サービスを受けようとする多くの人にとっての障害になっていることを認識しているので、これはその課題を解決するのに役立つだろう。

 

オンライン更新
オンライン更新は、かなり以前から実施されている。2,000人以上の米国市民がオンラインで免許を更新できるようになった。運転免許証は誕生日の90日前から更新できるので、計画的に更新するのがいいとしている。

 

ドロップボックス
運転免許証の預かり所も復活させる予定だという。運転免許証やグアムIDのために学校を休むなどの必要がなくなる。「すべては待ち時間を減らすために、人々がそれほど長く待つ必要がないようにするために進めています」と、担当者は語った。

 


一筋縄ではいかない
行政のサービス向上

昨日の日本は水際緩和と「全国旅行支援」で大混乱だったようですね。空港は早朝から外国人旅行者が続々と到着、コロナ前の風景が戻ってきているようですね。一方「全国旅行支援」はすでに完売や販売停止などの事態になったり、ホームページなどにアクセスが集中し、つながりにくくなる事態が相次いだようですね。

 

十分な時間やトラブルの想定があっても、なかなか行政サービスの試みはスムーズにいかないですね。数週間前にオンラインで免許の更新をしましたが、その際にもなかなか更新サイトに辿り着けず時間を要しました。今朝myid.guam.govにアクセスを試みますが、つながりません。運転免許証のオンライン更新のアクセスは調べておきますね。

 

日本政府は、紙の健康保険証や運転免許証を2024年にも原則廃止して、マイナンバーカードと一体化する方向で調整を進めていているようで、明日13日に発表されるようです。 紙の健康保険証について、2024年の秋にも原則廃止しマイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」に一本化する模様です。 さらに運転免許証とマイナンバーカードの一体化についても進めているようです。こちらもまた実施とともに混乱や不具合が連発しないといいのですが….。

 

 

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