2022年12月14日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

火曜の午後、立法府において、さらに500ドルのエネルギークレジットを料金支払者に拡大する案が可決され、電力料金の負担がさらに軽減される可能性が出てきた。グアム電力公社(GPA)では、毎日のように、支払いの遅延や、支払いプランへの移行が発生していると、ゼネラルマネージャー代理は議員に語った。

 

今年、電力料金の燃料割増金が3回引き上げられ、電力料金が高騰している。月に1,000キロワット時の電力を使う顧客は416.10ドル、昨年初めの2倍以上の金額を請求されている。

 

法案357は12月から4月までの間、料金支払者に対する月100ドルの電力控除を延長するというもの。前年度に徴収された約4700万ドルの使途不明金、余剰税収のうち2630万ドルを使用する。議員は、12月の会期末に電力控除プログラムについて投票する予定。

 

何人かの議員の頭をよぎったのは、エネルギークレジットがなくなったら、料金支払者はどうなるのか、ということだった。「この法案は、今の状況を一時的に緩和するものだと考えているが、この法案だけでは5カ月間しか使えない。6月、7月、8月はどうなるのでしょうか」と、フランク・ブラスjr.上院議員は質問した。

 

リムティアコ氏は、60メガワットのマンギラオ太陽光発電所によって、GPAは毎月約300万ドルの燃料費を節約しており、この節約分は本来なら料金支払者に還元されるはずだと述べた。また、ロシアのウクライナ侵攻に伴う石油市場の不安定さにも言及した。燃料油1バレルは、火曜日の時点で105ドルだったという。これは先月の135ドルや6月の172ドルよりは低いが、それでも開戦前の55.18ドルの倍近くだ。

 

GPAの最高財務責任者は、この値下がり傾向は続き、1月までに改善されるはずで、料金の調整が行われることになると言う。GPAの総務部長は、より効率的なウクドゥ発電所が稼働すれば、燃料サーチャージは1キロワット時あたり31.8セントから15セント程度に下がると、委員会に報告した。

 

GPAは顧客に電気代を下げる方法を引き続き紹介し、顧客がエネルギー使用量を削減できる場所を特定できるよう、エネルギー監査プログラムを展開する予定であると述べた。


根本的構造的な問題にメスを入れ、
持続可能な社会構造を。

電気代のクレジットが付与されるのは嬉しいことですが、一時的な手当では根本的解決にはならないので、困窮している層がどのような状況になるのかを探り当て構造的な解決策を探らないと、その場凌ぎになりそうですね。人々が無理なく支払える料金設定にする努力や困窮している層を生み出す業界の状況を改善しないことにはね。

 

そろそろグアムの産業構造や社会問題など大きなテーマに目を向けて取り組む話が聞こえてくるといいのですが……。サステナブルが叫ばれる中で社会構造的に持続可能なのかしら?病院に行くのを避け、バンドエイドで対応して直る怪我ならいいのですが…..大きな病気が隠れていないといいな。どうなのかしら?

 

 

 

 

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