2023年3月8日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム政府観光局(GVB)局長のカール・グティエレス氏は、グアムおよび北マリアナ諸島を訪問するフィリピン人のビザ免除を目指し、グアムおよびフィリピン共和国の国防上の重要な目的を活用しようとしている。GVBのプレスリリースで、「米軍の戦略は中国の影響、侵攻、侵略に対する抑止力として、グアム、フィリピン、その他の太平洋アクセス手段を必要とします」とし、この政策変更は、アメリカの軍事、外交、経済政策に沿ったものである、と彼は述べている。

 

「アメリカは、太平洋を横断してハブや基地を作ることで、経済的自由と協力の支持を守っているのです。そして、グアムやCNMIへの訪問を希望するフィリピン人のビザ免除という、グアムとフィリピンの共通の願いを要求します」と、グティエレス氏は付け加えた。

 

ビザ免除
米国国土安全保障省の「グアム・CNMIビザ免除プログラム」は、現在、12カ国のパスポート保持者にグアムおよびCNMIへのビザ免除を認めている。GVBのリリースによると、これらの国のほとんどは太平洋に位置しているが、フィリピンはまだ対象になっていない。

 

「グティエレス氏は、米国の入国管理に関する懸念は、旅するフィリピン人が高学歴の中所得者であり、オーバーステイ率が急速に低下し、(無線周波数識別)タグを装着したハイテクなeパスポートを持つようになったことで時代遅れになっています。言い換えれば、社会的・経済的自由は、米国本土とまではいかなくとも、少なくとも同じ群島に属する近隣のグアムや北マリアナ諸島へのビザなし渡航にふさわしい、より高い生活水準を生み出しています」とGVBはリリースで述べている。

 

この情報は、フィリピン議会が下院決議332号を検討する中で、ジョー・バイデン大統領にフィリピンをグアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムに含めるよう求めるもの。米国のパスポートをお持ちの方は、ビザなしでフィリピンに入国することができる。

 

アライアンスとパートナー
決議では、フィリピンと米国は、相互の自由と安全のために「友好的な防衛同盟国および貿易パートナー」であり続けるとしている。また、グアムに住む7万人以上のフィリピン人が家族の訪問を迎え、グアムで働く数百人のH-2B労働者も家族の訪問を望んでいるとし、GVBの統計ではフィリピン人の訪問による支出が日本、韓国、台湾からの訪問を上回ることが多いとしている。

 

GVBによると、グティエレス氏の戦略は、グアムとフィリピンの市長やその他の公務員による「草の根ネットワーク」を構築し、「グアムからマニラ、ワシントンまで、意思決定者が注目し評価せずにはいられないような大衆の支持のうねりを作り出すこと」であるという。

 

グティエレス氏のイニシアチブとフィリピン下院の決議は、上院議員ウィリアム・パーキンソン氏が提出した地元の決議と並行して行われ、グアム知事に対し、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムをフィリピンにも拡大するよう米国国土安全保障省に請願するよう促している。パーキンソン氏は、GVBとの会合後に決議案を提出し、グティエレス氏は経済復興に向けたフィリピン人観光客のビザ免除の必要性を強調した。

 


グアム保健省主催のCOVID-19無料検査が
3月10日で終了と突然発表されました。

外交や通商に関しては「相互主義」が原則だと思っていたのですが、ビザ免除に関しては「相互主義」が働いていないのですね。連邦の安全保障や国家政策にも関わる部分だけに、その取り扱いがどのようにされるかを見守りたいところです。

 

今日は重要なニュースをひとつ。アガニア・ショッピングセンターでおこなわれていたCOVID-19無料検査が3月10日(金)までとなります。GUAMLOVERSやGUAM LABで旅行者に対し、帰国時に検査が必要な方(ワクチン接種を3回済んでない方)へこの検査場を案内してきましたが、今後は民間クリニックまたは北部保健所を利用することになりそうです。現在もワクチン接種証明やPCR検査が必要なケースがあるのですが、このあたりの対応の必要性は担当所管できめ細かく対応してほしいですね。3月後半からのフライト増便で渡航者の増加を期待しているところですが、この中にはCOVID-19無料検査をあてにしている方もいらっしゃるでしょう。近いうちにCOVID-19検査が受けられる場所をまとめますね。

 

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