2023年3月30日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム海軍基地から海兵隊基地キャンプブレイズまでのマリンコープスドライブの一部を改築する1億4000万ドルから1億5000万ドルの「最大の道路プロジェクト」が実現すると、公共事業局のビンス・アリオラ局長が水曜日にビジネスコミュニティのメンバーに語った。沖縄からグアムへの数千人の海兵隊の移転、特に海軍港からキャンプブレイズへの重量物や資材の輸送のため、グアムの主要な幹線道路を強化する必要性がある。

 

15マイルから17マイルの道路プロジェクトは、2つの軍事基地の間のマリンコープスドライブの南行きと北行きの車線の外側を再建するもの。グアム商工会議所の会員総会でゲストスピーカーを務めたアリオラは、国防総省が資金を提供するこの道路プロジェクトには、ハガッニャとピティ間の5つの橋の交換も含まれるとしている。着工は2024年末か2025年初頭になる可能性がある。

 

この大規模な道路プロジェクトの資金は連邦道路管理局を通じて国防総省から提供されることになり、2019年には7500万ドルと見積もられていたが、インフレとCOVID-19パンデミックの影響により約1億4000万ドルとなり、グアム最大の道路プロジェクトになることは間違いないという。

 

プレゼン後のインタビューで、アリオラ氏は、軍は、グアム海軍基地の港からキャンプブラスまで、「多くのトラックやトレーラーが、物資や材料を運ぶ」ことを想定していると述べた。「トラクター・トレーラーの重量が、現在の道路や橋の能力をはるかに超えています。インフラや地下設備、橋にダメージを与えないため、マリンコープスドライブと橋の再建となりました」とアリオラ氏は言う。ウクドゥ新発電所の重い部品を積んだ巨大なトレーラーの走行は、グアムの道路や橋にダメージを与え、なんとか持ちこたえている、とアリオラ氏は記者団に語った。

 

ハイウェイ・ファンド
グアム商工会議所と現在進行中および将来の道路プロジェクトの状況を共有したほか、アリオラ氏は、グアム、CNMI、アメリカ領サモア、アメリカ領バージン諸島のための高速道路資金の議会計上を拡大するための取り組みについても話した。

 

23年か24年前から、連邦道路局が配分する4,000万ドルの連邦議会からの資金のうち、4つの準州は同じ割合で得ている。グアムとアメリカ領ヴァージン諸島は、そのポットから毎年約1600万ドルから1700万ドル、つまり40%を得ており、他の2つの領土はそれぞれ約10%を得ている。「24年前、1600万ドル、1700万ドルだった。その価値は下がり何もできない。そのため、2〜3年かけて資金を貯め、その資金をもとにプロジェクトを立ち上げているのです」とアリオラ氏は語った。4つの準州の議会代表と知事は、4,000万ドルの枠を1億ドルに増やすことを共に求めている。

 

アリオラ氏は、最近完了した道路プロジェクトの概要を説明。ハワイアン・ロック社がタムニングのエアポートロードとカルロス・カマチョロードの間のマリンコープスドライブの860万ドルの道路再舗装から、デデドのイェソンソンロード再建プロジェクトが650万ドルで完了し、これもハワイアンロックプロダクト社が請け負った。


混乱が起きないように、
予定の事前告知をお願いします。

マリンコーブスドライブはグアム島の北から南を結ぶ幹線道路。交通量も多く、ラッシュアワーには渋滞することもあります。この主要道路が整備されるということなので歓迎ですが、工事期間中のさらなる渋滞や混乱が予想されます。観光業にとっても重要な道路ですので、予定や計画をしっかり周知してスケジュール通り進めて欲しいですね。

 

このような連邦からの資金による大型プロジェクトがあと数年続くようですが、その先のグアムの雇用や経済を見据えた動きも同時に進めて欲しいですね。建設関連の給与レベルが高いこと、来月には年明けにユナイテッドが実施した大規模就職説明会で採用となった人が順次グアムを離れるでしょう。働き盛りの人たちが街から姿を消す、そんなことになるのかしら……?

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!