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2023年4月8日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

つい70年前までグアムでよく見られたシヘクは、35年前に野生では絶滅してしまった。グアムのカワセミとも呼ばれるこの鳥は、飼育下でしか生きられず、わずか139羽のシエクが残っている。1984年と1986年にグアムで最後の1羽が採集され、1988年以降、シヘクは野生では絶滅したと考えられている。

 

これには意図しない行動がいかに環境を破壊し、私たちの住む世界を破壊するかという悲しい物語がある。シエクが絶滅した主な原因は、1950年以前にグアムに誤って持ち込まれたブラウンツリーヘビである。

 

この鳥は飼育下では成長せず、連邦官報に掲載された国立魚類野生生物局の計画によると、「野生での回復プログラムへの前進がほとんどないため、この種を飼育・繁殖しようとする新しい機関が少なく、結果的に個体数の増加に限界がある。創設時の個体数が少ないだけでなく、現在の規模以上に個体数を増やす能力も限られており、シヘクの長期的な生存に深刻な影響を及ぼしています」としている。

 

科学者によると、何か手を打たなければ個体数は減少し、2040年にはわずか25匹のシエクが残っている可能性があるとのこと。また、近親交配や飼育下での生活への遺伝的適応など、他の問題もあり仮に生き残ることができたとしても、この種にダメージを与えることになる。そこで連邦政府は、パルミラ環礁にシヘクを実験的に導入し、シヘクの生態を調査して、最終的にグアムに再導入するためのプログラムを開発する計画。

 

しかし、鳥をどこにでも放すことができる計画が立てられるという事実は、私たちに希望を与えてくれている。シヘクを故郷に帰すことができるようになるには、まだまだ遠い道のりであることは確かだが、この実験は、いつの日かこの鳥を自然の生息地に戻すことができるという希望を私たちに与えてくれる。


美しいグアムの風景、生態系を
守るのは至難の技ですね。

 

ココバード以外にもグアムにはこんなに可愛い鳥が生息していたのですね。シヘクもブラックスネークによって絶滅の危機に瀕したのですね。ココバードやシヘクが飛び交う南国グアム、見たかったです。グアムでも自然環境の変化はさまざまなところで起こっています。季節外れの台風やココナツの木が最強の害虫・カブトムシ(CRB)に食い荒らされる事態が起こったり……、人やものの移動があるので、外来生物を完全に排除するのは難しいことなのでしょう。ただ、固有の生態系は守り、美しいグアムの風景は残したいですね。

 

 

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